黄昏ホテル
黄昏ホテル / 感想・レビュー
takaC
アンソロジーの決定版はウソではないが、かなりごった煮。笑ったり、泣いたり、怒ったり。
2011/07/17
cithara
「黄昏ホテル」は横浜あたりの海が見える土地にあるのだろう。このホテルを巡って作家たちが綴る思い思いの作品を読んでいくのが楽しかった。特に私の好きな加納朋子さんと皆川博子さんの作品は楽しんで読んだ。『セイムタイム・ネクストイヤー』(加納朋子)→本書の中でもっとも分かりやすい作品。オチのひねりも効いている。『陽はまた昇る』(皆川博子)→他とは異なり幽玄な作品。他作品に出てくる人間の生々しさが一切ない。何度も鑑賞したくなる。読了して、ホテルのフロント係って重要な立場なんだな、ということがしみじみと分かる。
2018/10/04
オーウェン
20人の作家が寄せた短編アンソロジー。 舞台は黄昏ホテルというリゾート地のみ。 作家によっての色がかなり出ている作品群であり、サスペンスやミステリもあれば、ドラマとして纏めている物もある。 しかし15ページくらいしかないので、どの作品もインパクトが薄い。 近藤さんはオチが決まっているし、二階堂さんのユーモア。安孫子さんのホラー。 印象に残ったのは3作品ぐらいであり、やはり短すぎるというのは良くも悪くもといったところ。
2018/05/27
はる
20人の作家が綴るアンソロジー。 「黄昏ホテル」を舞台に、様々な物語が繰り広げられる。 一つだけのイヤリング、夜の誘惑、素人カース家の赤毛連盟、セイムタイム・ネクストイヤー・悪い客、オールド・ボーイ辺りが、私の好きなタイプでした。 アンソロジー本を手にとったのは、新しい作家さんを見つけるためだったが、気に入ったのは結局既知の作家さんの作品ばかりだった。
2012/05/24
みどり
かなり古い本ですが、「黄昏ホテル」と言う名のホテルのあれこれを、様々な作家さんが描いています。 これも、もやっとする、オチのない話ばかりです。 ことしはもしかすると、もやっとする年になるのか?
2022/01/01
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