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戦中派復興日記: 昭和26年昭和27年

戦中派復興日記: 昭和26年昭和27年

戦中派復興日記: 昭和26年昭和27年

作家
山田風太郎
出版社
小学館
発売日
2005-09-01
ISBN
9784093875905
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戦中派復興日記: 昭和26年昭和27年 / 感想・レビュー

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山田風太郎のエッセイを纏めて読んだ流れから、刊行されている未読の日記も読んでみた。「戦中派不戦日記」の完成度(著者生前の刊行であるこの本は、後書きとは矛盾するが恣意的に編集されているという)は別格として、中でもこの本が一番面白いな。風太郎の盟友・高木彬光のクズぶりが兎に角酷い。本が売れて金も入り、女遊びに走るのはまだ良いとして、デビュー作にもその影が見える「女の身体に刺青があると興奮する」という彬光の特殊性癖のせいで、愛人が背中に墨を入れてしまった。愛人側の暴走だとしても、責められるべきは男の甲斐性だ。

2015/04/21

Minoru Kakegawa

著者はこの時期、年に50万円弱稼いでいたようだ。今の価値に換算すると(物価指数とかあって単純には比較できないらしいけど)2000万円ほどになるらしい。その割には、ちょこちょこ金を借りたり、また貸したりしている。よく働きよく遊んだ人だったんだなあ。

2014/07/21

tekesuta

高木彬光が愛人の妹に怒鳴り込まれて精神病院へ入院しようと画策したという話に爆笑。山風曰く「この着想そのものが一種の精神病ものといえばいえるのみ」乱歩氏曰く「高木は常識人のごとくみえて非常識なるところあり。山田は非常識のごとくみえて常識人なり。」

2010/05/28

★★

2005/11/09

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