ラジオな日々
ラジオな日々 / 感想・レビュー
へくとぱすかる
ラジオドラマの作者として見かけた著者の名前にひかれて読了。話を作るとはどんな作業なのか、試行錯誤で、それでも多数の作品を生み出していった過程を、まるでリアルタイムのように描いていく。「そしてどうなった?」という興味いっぱいで、速すぎてもったいないようなスピードで読めた。今は割と静かなメディアかもしれないが、ラジオの熱気ある時代の空気は、実におもしろい。
2014/01/15
Norikko
自分がちょうどラジオを聴かなくなり始めた頃からの話だったが、もっと聴いてれば良かったと思える話がズラリで驚いた。登場する人達の組み合わせも夢のようでオドロキだが、ご本人が謙虚な感じで、これまたスゴイと思いました。
2020/01/03
たくのみ
1980年代に大ブームだったラジオドラマ。その制作の裏側を、シナリオコンテスト出身の藤井さんが振り返る自伝的小説。ヒット曲をもとにショートショートのミニドラマを人気声優が演じるニッポン放送の「夜のドラマハウス」。聞いてました。ヤマト関連ドラマから、声優ブーム、聖子ちゃんのアイドル番組、時代を彩った数々の番組を送り出した人たちの熱い奮闘が伝わる。保存されていたドラマのテープ(オープンリール)が、ごみとして処分されるくだりは悲しい。
2013/03/10
ヒポかーさん
星新一のショートショートのコンテストをきっかけに、放送作家の道へと進んでいく著者の自叙伝のような私小説(?)。放送作家とはどのような事をしているのか、ラジオというメディアで番組づくりをしていく様子が垣間見え、普段ラジオのヘビーリスナーである私にとっては、大変興味深く読むことができた。自分たちと同じ素人目線で描かれているので、大変読みやすかったです。
2011/01/11
ケンサク
原稿用の資料として再読。3年前に読んだ時よりも、随分とラジオについて詳しくなったなあと実感し、より興味深く読むことができた。本に出てくる84年放送の『マイケル・ジャクソンの出世太閤記』がとんでもない企画で当時のノリを感じさせる。片岡鶴太郎がジャクソン5の声を1人で担当。しかも、郷ひろみ、具志堅用高、森田健作らのモノマネって演じるってどんな企画だよ!(笑)
2017/01/27
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