怨霊になった天皇
怨霊になった天皇 / 感想・レビュー
榊原 香織
著者は明治天皇の玄孫 生きながら天狗と化した崇徳院は大魔縁、死後天狗道に堕ちた人は大魔王;後鳥羽天皇、後醍醐天皇など 平安時代は生霊がたたると言われてたから。 生きてる本人と談判してもダメな物だろうか?
2022/01/14
ユウユウ
やや感情に流れるところもあったかな。読み物として面白くよませていただきました。
2015/12/18
蒼
崇徳天皇、菅原道真、平将門、彼らが怨霊と呼ばれるようになったのは、彼らを陥入れ権力の座から引きずり下ろし権力をその手中にした人間が、それが悪だと認識した時初めて怨霊になる。怨霊は死んだ人間が無念を飲んでなるのではなく、生き残った人間が怨霊にするのだということがよくわかる本だった。
2021/09/21
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**日本史論**神話・天皇ネタの小説読解の為読了。『天皇は神にもなるが、怨霊にもなる!』そう述べるのは、著者ご自身が明治天皇の玄孫である竹田氏。ついに今宵、元皇族の手によって神話の時代から現代までの「天皇家の怨霊史」が紐解かれる!?(紹介文・他より)――この著者の書籍は史書として抜群の読み易さ、分かり易さ。しかしそれでも、同時に深い洞察と思い遣りが随所に窺えるところが個人的に魅力と感じています。 ⇒続き
2013/08/08
アラレちゃん
崇徳院のことは高槁克彦さんの「蒼夜叉」を読んでいたので知ったはいたけど、ここまで詳しく分かりやすい本は他に無いと思った。そして、最後に書かれていた文章のやさしいこと。今だに怨霊扱いされていることに、崇徳院も早良親王も迷惑されていると思う。怨霊を作るのは、疚しい思いを持っている生者で、それは藤原氏だと言っていいと思う。道長も嫌いだが、不比等は最も嫌い!!藤原氏にがんじ絡めにされた時代の天皇家も被害者だ。
2013/10/23
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