我、食に本気なり
我、食に本気なり / 感想・レビュー
よと
著者の食の好みが詰まった本。子供時代の乾物屋さんの話がちょくちょく出てきて興味深かったです。イタリアで出会ったカラスミのパスタが美味しそうでしたー。
2021/04/25
Humbaba
たとえ少し値段が高く、かつ品質も劣るとしても、その場所の思い出という補正があればその差は埋められる。人は単純に味覚のみで食物の評価を行うわけでなく、そこに付随する様々なものによって評価を定める。他の人と共有できない可能性があっても、自分にとってはそれが最も大切である。
2016/08/19
merara
おもしろかった。食の趣味は若干あわないところもあるけど、好き嫌いの理由がものすごく納得できる。しかも文章がうまいな~。ひっかかりなく読める。小説も読んでみようかな。
2015/02/23
ナユタ
『食材』、『時代』、『思い出』それをしっかり結びつける文章。読みやすくて、しかも共感できる食べ物エッセイでした。思い出に勝る調味料はないよなぁと、後楽園球場のホットドッグの件を読んで共感。読みながら思わず自分の『思い出の味』を考えちゃいました。
2010/07/24
lagopus55
紹介するものは、日常的なものですが、どれも家族と場所の記憶がしっかりと結びついていて、情景が浮かび、自分の子供時代までも思い出されます。 同時代を生きていなくても、案外、食べ物と記憶というのはしっかりと残っているものなんでしょうね。 私の場合、大衆食堂で食べた「ばってら」「ざるそば」はアポロ11号月面着陸と結びついています。「食べ物というのは子供のときから食べ慣れた味がいちばん美味しい。そそてそれには理屈なんかないのである。」
2009/08/04
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