花迎え
花迎え / 感想・レビュー
ニケ
2000年から10年くらいの文を集めた高樹のぶ子のエッセイ。冒頭に一つだけ掌編小説「花迎え」という短編が収められていた。脳内出血で倒れたのっぺりとした顔で眠っている入院中の伯母を見舞いに来た主人公。二人部屋の隣のベッドの患者とその見舞い客との艶めいた湿気を帯びた会話。手に汗握り息を止めて様子を伺う…なんとそれは!5つに分かれたエッセイの本の章では、読みたい本がてんこ盛りになってしまった。
2014/06/25
桐葉
はじめの短編がよかった。あとのエッセイは,らしいと言えばらしいが,なかなか進まなかった。
2015/02/25
REGALO
短編小説を読み、面白そうだと思って手に取った。しかし、本編のエッセイに関しては、気軽にすらすらと読めなかった。このエッセイを読んで、皮肉にも林真理子の偉大さが分かった。重い話題も軽快に描く、彼女の凄さを再認識させられた。たぶん高木のぶ子のエッセイはこの先、読むことはないだろう。しかし、巻末の本の紹介や小説は面白かった。
2014/06/30
なむ
大人の感性を見せつけられた気がしました。
2013/09/23
sabasand
点訳
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