あの人とあの本の話
あの人とあの本の話 / 感想・レビュー
いつでも母さん
好きな作家さん数名狙いで読んだ。なんとまぁ、作家各人の思い入れが面白く・・聞き手の瀧井さんが上手いのだろう。作品は『我が子と同じ』と耳にした事もあったが、次々と世に出る作品のなんと多い事よ。母体(作家)がしっかりとしていなければ生み出せはしない。産科医(出版社・担当者)の腕もあるだろう。その作品を育てるのは読者である私たちなのだ。もっと読みたいと思わせてくれる。そんな思いで書いていた作品だったのかぁと思ったり。そして、私にはお初の作家さんのなんと多い事(汗)やはり食わず嫌いの傾向がここにも・・
2018/06/03
おしゃべりメガネ
テレビ『王様のブランチ』でお馴染み、瀧井さんが豪華絢爛な作家さん、作品を紹介する内容です。とにかくあらゆるジャンルの作家さんにインタビューし、それぞれの作品に対する思いや作家としての姿勢などが語られており、改めて読む側の意識も変化すると思います。正直、興味や関心のない作家さん、作品も私個人的にはなくはなく、どうしても苦手なものは苦手なんだなと改めて?認識しました。しかし、本書を読んで当然読みたくなった作品、作家さんもまた増えたことは言うまでもなく、やはり読メユーザーさんには機会をみてぜひ読んでほしいです。
2018/07/06
風眠
この本を手に取ったきっかけは、見た目だった。作家の名前をレイアウトしたお洒落なブックデザインは、やっぱりクラフト・エヴィング商會。好きな作家の名前が、こんなに素敵に表紙の上に並んでいたら、そりゃ読みたくなりますよ。インタビュアーで、ライターの瀧井朝世さんというお名前は、雑誌等でお見かけすることはあったが、こんなにも作家たちに愛され、信頼され、自分の本を読んでもらいたいと想われているライターさんだったなんて!確かに瀧井さんには「引き出す力」があるように思う。だって私も読みたい欲を引き出されてしまったもの。
2018/05/28
ひめありす@灯れ松明の火
何を隠そう私は瀧井朝世さんの大ファンである。彼女が解説されている本は例外なく私の琴線に触れたし、インタビューをしている時も、その後も、読み手と書き手を繋げることにこんなに心配りされる方も珍しい。だから多くの書き手に慕われるのだろう。各章の頭に掲載された彼女への賛辞がその証左である。冊子掲載から年月が経過しているものもあり、その後の話がちょいと乗っているのがまた心憎い。こちらの方がリアルタイムに違いのでより楽しめる。新しい作家さん、読みたい本が増えるのは勿論の事、昔読んだ本もひっくり返して再読したくなった。
2018/08/12
よこたん
“記事の書き手としても読み手としても思うのは、インタビュー記事は「答え合わせ」ではない、ということ。” 巻末の言葉に、なんかホッとした。こう読むべき!と言われて読みたくなることはないから。紹介されている68作品中、既読は11作品だった。自分の読書傾向が浮き彫りになったようで少し恥ずかしい気分。ミステリ皆無で、読後感が重い本を巧妙に避けているなあ。好きな作家さんのインタビューはウキウキ頬を緩ませながら読んだ。ちょっと前のインタビューでも、その後のこと…のフォローがあり親切な構成。何冊がご縁ができそうな予感。
2018/06/11
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