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池上彰の世界の見方 イギリスとEU: 揺れる連合王国

池上彰の世界の見方 イギリスとEU: 揺れる連合王国

池上彰の世界の見方 イギリスとEU: 揺れる連合王国

作家
池上彰
出版社
小学館
発売日
2019-11-28
ISBN
9784093887335
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池上彰の世界の見方 イギリスとEU: 揺れる連合王国 / 感想・レビュー

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ホシ

イギリスの政治体制と階級社会については特に勉強になりました。かつて大英帝国と呼ばれたイギリス。この"かつて"がミソかと。イギリスと日本は地政学的にも政治体制の面でも似かよっている部分が多く、今後のイギリスの動向はまさに日本の未来を見るような思いがします。世界に影響力がありそうで、実はそうでもない。でも、そうであろうと、もがいている。そんな印象を受けます。かといって金融や軍事で影響力を行使した所で、それも違うって、世界は薄々気付いているけどね。世界に新たな価値を提示できる国とは何でしょう?

2020/02/12

エリザベス女王が亡くなって、また色々変わるんだろうなあ。議会に女王が赴くときは人質として代わりに議会の代表がひとり宮殿にとられて、お茶ふるまわれるというのは知らなかったww そういうの好き。二大政党制で持ち回りになるのは健全だよなあとは私は思うので、少しうらやましい。写真にうつってるジョンソンちゃんの毛量が覚えてるよりも多くて、やっぱり激務なんだよなと。アイルランド紛争や階級社会もざっくり説明されててわかりやすい。それとシェークスピア、きちんと読み直そうと思った。

2022/10/31

hk

良くも悪くも、ヘンリー8世によって連合王国の雛形がつくられたというモノの見方を得られた。英国教会を立ち上げ、カトリックの土地を没収し、王室の財政を好転させた剛腕ぶりはお見事。これにて王室の所有する土地がブリテン島全体の1/5にも及んだという(これは徳川幕府以下なのだが…)。その後王室の海外直轄領は、議会が忖度し、イギリス国内法の適用除外としたためタックスヘイブンの原型となったという指摘には思わず膝を打った。成程、だから英国王室の総資産は大英帝国が衰退し始めても膨張しつづけているのか~。 示唆に富む一冊だ。

2020/02/03

S.Mori

イギリスの歴史や現状を分かりやすくまとめた本です。ポーランドからの移民が多いといった全く知らなかったことを多く学べるところが素晴らしいと思います。いわゆるブレグジット問題のこともくわしく書かれていて、何が問題か分かるようになりました。例えばEUから離脱した場合イギリスとアイルランドの国境が復活して2つの地域の行き来が難しくなるそうです。イギリスが複雑な国になってしまった理由の一つがヘンリー8世と言う記述はやや無理があると思いますが、面白い見方です。

2020/03/14

Eradist

ニュースや新聞をよんでいてもイギリスの政党の歴史的な変遷などは既知のものとして書かれていてその背景までは分からない。本書は二大政党の成り立ち、各政権での政策などが簡便ながらも面白いエピソードと共に書かれている。イギリスと各国との関係については池上氏の過去の著作とかぶる部分もあるが、スパイについてや日本が原爆を持てない理由など雑談部分も面白い。歴史的な部分以外にも貴族階級やスポーツのことなどもふれられていて幅広く英国のことが分かる。

2020/05/25

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