池上彰の世界の見方 アメリカ2: 超大国の光と陰
池上彰の世界の見方 アメリカ2: 超大国の光と陰 / 感想・レビュー
アキ
2021年発刊。2020年にトランプに代わりバイデンが大統領に選ばれた時期で、リベラルな民主党と保守主義の共和党の二大政党の特徴や、選挙人制度という独特な方式が建国以来の伝統であることを知る。アメリカの大学は学費が高く、私立大学で年間約350万円で、卒業時に1500万円の借金を抱えることもある。バーニー・サンダースがこれをキャンセルしようと主張し、若い世代に圧倒的な支持を集めたのはそういう理由だと知った。投票率は約50〜60%で、日本とあまり変わらない。ハーバード大学は、アメリカ建国より古いとは驚いた。
2023/10/02
kawa
高校生を対象とした授業に基づいて作られた一冊だが、知らないことのオンパレ-ドでびっくり。黒人差別の大まかな流れや、裁判制度の概略は特に参考になった。
2021/04/10
楽
21年3月。都立国際高校の生徒への授業に基づく、わかりやすい内容■バイデンへの期待が大きいがいまならどうか■二大政党(政策は逆転していた)、黒人差別、司法制度、軍事等(40の国と地域に基地を確保)、教育制度などから見る米国■アメリカの憲法を制定した建国の父たちは、民主主義制度を破壊しようとする人物が現れてもうまくいかないように権力の分立を作っておいた、2020年の大統領選ではトランプ大統領がこの制度を破壊しようとして果たせなかった(あとがきより)
2022/01/13
mintia
アメリカの知らない部分を知ることができた。とくに、アメリカの教育について色々と日本との違いがあった。
2021/05/15
ランラン
戦後アメリカは日本に対して二度と米国に立ち向かってくることがないようにと考え今の流れに続いている。そのことを考えると複雑ではあるが日本にとってよかったのかもしれない。内需拡大、農地改革、労働組合、女性参政権などいずれも海外マーケットに活路を求めなくてもよいように施策が打たれている。グローバル社会の進行は逆行していると言わざるをえない。
2021/05/04
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