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ペガサスの記憶

ペガサスの記憶

ペガサスの記憶

作家
桐島洋子
桐島かれん
桐島ノエル
桐島 ローランド
出版社
小学館
発売日
2022-06-15
ISBN
9784093888608
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ペガサスの記憶 / 感想・レビュー

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ミカママ

前半を占める洋子さんの自慢話は、次から次へとまぁよく飽きないものだ、と鼻白み、つくづく苦手なタイプだ…と飛ばし読み。その生き方に憧れて、エッセイを読み尽くした時代もあったというのに。きっかけは森瑤子さん亡き後、彼女による死者に砂かけるようなコメントだったか。今作品後半は、三人のお子さんたちによって紡がれている。その理由がなかなかに衝撃的。長年のエッセイを愛した元ファンとしては、こういうクロージャーが読めて良かったのかなとも思う。

2022/12/11

ネギっ子gen

【大胆不敵で聡明で驚くばかりの行動力。恋すれば熱烈】桐島洋子と子どもによる共著。長女・かれんは、<世間の目との戦いもあり、一人で子供3人を育てるのは大変なプレッシャーもあったことでしょう。必死に働いて必死に生きて、でも、生きている限りは必死に楽しもう、というのが母らしさです。お金や物や権力に頼ることには、まったく興味がありません。私もノエルもローリーも敷かれたレールに乗っかる人生やブランドものには興味がなく、それよりも、自分らしく、何が幸せなのかを考えて人生を歩んできたのは、母のおかげといえます>と。⇒

2024/03/07

さくら咲く

現在アルツハイマー型認知症となりお子さん達に囲まれながら穏やかに生活している洋子さんを思いながら読み終えました。自らの人生を振り返りながらの連載執筆、途中で筆を置かなくてはならなかった現実。本人は勿論お子さん達のショックも大きかったと想像できます。飛んでる女の代表格だった彼女とは言えその内容に唸りました。決断と実行の人。なんて正直で痛快なんでしょう。その後引き継いで本に著した3人のお子さんも素晴らしいです。切なさと複雑な心境も孕んだ4人の珠玉の一冊でした。

2022/12/20

Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】

とても感慨深い読書だった。なぜなら、桐島洋子さんの本を読んだことは、私の人生の方向を決めるきっかけになったから。もともと海外に興味があった私にとって、彼女の生き方やものの考え方は大きなインスピレーションを与えてくれた。初期の頃の本は読んでいたので、自伝の部分の多くは知っていたけれど、この本では実名が記されているなど具体的に語られていて、いつくかの謎が解けた。桐島さんは、この本の執筆途中に認知症となり、途中で断筆することになったが、後半部分を3人の子供達が書いている。桐島さんの本の魅力は、(続

2022/12/23

わんつーろっく

88年初版の旅行記「魔法のホウキに乗っかって」を大事に保管している私は、多感な10代の頃、桐島洋子に憧れていたのだ。恋に仕事に、破天荒な出産・育児まで、何もかも自由闊達にわが道をゆく圧倒的なパワーは、自分にはないものばかりだったから。一つ間違えば育児放棄と非難される生き方も、自分が稼いで子どもたちを育てるという、絶対的な信念は揺るぎなく、そうして子どもたちの今があるのでしょう。ご本人が語る自伝から後半は三人の視点にバトンタッチされ、語り継がれる記憶は、人生の宝物に違いない。

2022/10/30

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