旅行鞄のガラクタ
旅行鞄のガラクタ / 感想・レビュー
starbro
伊集院 静は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。ANAの機内誌『翼の王国』に連載された旅のエッセイ、旅情をそそられます。私も昔は旅の我楽多を収集していましたが、旅慣れた今は卒業しています。私は、ポロベア コレクターでクマ好きですが、著者もクマ好きだとは思いませんでした🧸 https://www.shogakukan.co.jp/books/09388883
2023/01/03
夏
仕事でとはいえ、こんなにたくさんの都市を旅している著者が羨ましい。わたしも、いろいろな都市を旅してみたくなる。一つの都市に、一つのガラクタという構成で、このエッセイは進んでいく。ガラクタというのは、著者の言葉だ。一つの都市に、一つのガラクタ、そして著者の思い出が綴られ、一つの章は完成する。ガラクタを見ると、それにまつわる思い出が目の前に現れる。色褪せない思い出があるって、いいことだ。わたしにも色褪せない思い出がある。そしてそれをこれからも大切にしていきたい。★★★★☆
2023/05/16
tetsubun1000mg
ANAの機内誌「翼の王国」に連載されたたびに関するエッセイ集。 いかにも伊集院氏らしい取材旅やギャンブル旅、松井秀喜さんや武豊さんの応援のために海外を訪れた際の物語を氏が「ガラクタ」と呼ぶ小物のエピソードを織り交ぜながら読ませてくれる。 伊集院氏の心の高ぶりや風景などを感じる画像が効果的。 入院されて心配していたが、書くほうは問題ないようですね。
2022/12/24
DEE
全日空の機内誌を一冊にまとめたもの。小さなものでも、それにより思い出されることってあるよね。
2023/01/28
華形 満
これだけ多数の地を旅して来て、その地で手にした”ガラクタ”が各々の旅の紀行に紐づいているのが著者らしい。どの品も決して価値あるものとは言えないが、著者の旅の記憶とリンクする事によって、我々読者には最高の土産となり得る。ANA機内誌掲載のエッセイ集との事だが、そう言えばコロナ禍以降、全く飛行機に乗っていないな?と気付いた。いずれまた旅に出たい意欲を掻き立てられた。
2023/02/07
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