キャットニップ (4)
キャットニップ (4) / 感想・レビュー
ぐうぐう
「多生の縁」と本書の帯の推薦文で川上弘美は、大島弓子と猫達の生活を表現する。なるほど、このシリーズを例えるのに、なんともピッタリの言葉ではないか。多くの人がスルーしてしまえるすれ違いが、大島弓子にとっては出会いであり、縁なのだろう。その縁は当然、かけがえのない生の喜びを感じさせると同時に、辛く悲しい死を必然的に連れてもくる。何度も経験した死のはずなのに、毎回彼女は初めてのように悲しみ暮れる。それは読んでいるこちらが心配になるほどの憔悴だ。でも彼女は、新たに猫を救おうとする。(つづく)
2022/11/20
くさてる
もはや漫画としてどうこう、作品としての完成度がどう、という話ではなく、ただもう大島先生に幸せに暮らして頂きたいという思いでいっぱいになった。猫を飼う作品が長く続くと、どうしてもその寿命の終わりを看取るテーマから逃げることは出来ず、それがつらい。それでも先生は描くのだろうけど。
2023/05/31
阿部義彦
11月14日初版第1刷発行の奥付。出たばかり。大島弓子さんの飼い猫とそこに集う動物達、近所の猫好きの奥様、そしてしばしばお世話になる動物病院との悲喜交々の物語。カラスのお話には、私もカラス好きなので凄く反応しました。気持ち分かります。この巻ではなんと4匹の猫ちゃん達にお別れを告げます。連載していた『きらら』がweb雑誌に移行する事になり、描き方が分からず混乱する大島さんですが、特別に紙にペンで描いて宜しい、編集部で変換するのでと、墨汁を買いに文房具屋に行くが棚の端っこにちんまりと追いやられています。悲しい
2022/11/12
小梅さん。
切ない話が増えてきてるような。 シリーズが長くなればそうなってしまうものなんだろうけど、さよならする猫ちゃんたちが増えてしまって、、、 みんな、虹の橋で大島さんと再会できるといいね。
2022/11/18
ユキモリ
猫退場、アナログ作画の危機、カラスとの短い邂逅など切ないエピソードが多かった。まだまだ続いてほしい。
2022/11/24
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