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短歌のガチャポン

短歌のガチャポン

短歌のガチャポン

作家
穂村弘
出版社
小学館
発売日
2022-12-01
ISBN
9784093888950
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短歌のガチャポン / 感想・レビュー

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ひらちゃん

ガチャポン。何が出てくるかわからない楽しさにハマりました。「「天国に行くよ」と兄が猫に言う 無職は本当にだまってて」お兄ちゃん…。「(7×7+4÷2)÷3=17」そのまま読んでみたらちゃんと短歌だった。驚き!「歩道橋の上で西日を受けながら 自分yeah 自分yeah 自分yeah 自分yeah」ステージにいるみたいで楽しい。「家族の誰かが「自首 減刑」で検索していたパソコンまだ温かい」何をやったんだ、妙に気になる。「ただ一人の束縛を待つと書きしより雲の分布は日日に美し」束縛をそう使うのか。

2023/01/25

nyaoko

短歌だけだと、正直、読みにくい。と言うか、わざわざ読まない。でも、解説があって、それが穂村さんなら読める。そもそも、私は短歌が詠めない。すらすらと31文字を連ねる感性が羨ましい。ある一首、『~無職は本当に黙ってて』あの最後が最高に好き。いいなぁ。仲良いんだな、この兄妹。こういう歌に出会えると気持ちがいい。

2024/03/26

akihiko810/アカウント移行中

ほむほむ選の短歌と解説の詰め合わせ。印象度B+  近現代短歌を、本からチョイス。「短歌下さい」のアマチュアの歌もあるようだ。 金子大二郎「前科八犯この赤い血が人助けするのだらうか輸血針刺す」このぶっ飛び具合が素晴らしい。短歌はどこまでも自由だ。短歌歌集はなかなか手に取りづらいのだが、こういうアンソロジー歌集は手に取りやすくて面白いから好き。

2023/06/08

禿童子

選者の琴線に触れた短歌を集めた「絵本」。ガチャポンは、開けてみるまで何が入っているか分からないワクワク感。短歌が心に残るのはその「不意打ち」とも言うべき言葉の使い方にあるのでは。投稿欄の無名に近い歌人の歌に秀作がある。有名な短歌も混じっているが、どちらかと言えば引き立て役になっている。昭和39年作「思ひがけぬやさしきことを吾に言ひし彼の人は死ぬ遠からず死ぬ」安立スハルの現代を先取りする感覚にうならされる。今なら「死亡フラグが立った」と云うところだろうか。

2023/06/21

コーデ21

《現代短歌のフロントランナー穂村弘が選んだ明治から現在までの短歌100首》さてさて何が出てくるかな~?「くちづけをしてくるる者あらば待つ二宮冬鳥七十七歳」「はなこさんがみかんを三つ買いましたおつりはぜんぶ砂にうめます」「三越のライオン見つけられなくて悲しいだった悲しいだった」などなど、胸にズキュンと迫る短歌の数々! ページをめくるたびにワクワク~💛 暑~い夏には軽やかなリズムの短歌がピッタリかも?とーても楽しめました♪^^

2023/08/19

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