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李登輝学校の教え

李登輝学校の教え

李登輝学校の教え

作家
李 登輝
小林よしのり
出版社
小学館
発売日
2001-07-01
ISBN
9784093890526
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李登輝学校の教え / 感想・レビュー

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Y2K☮

2001年刊行。当時は某都知事が保守の希望だった。総理大臣になって欲しいと誰もが願っていた。彼が李登輝の謙虚さと引き際の潔さを学んでくれていたら。自虐史観を含め左翼側に偏重していたメディアの流行も今や真逆。この国は極端から極端に流れ過ぎる。保守にもリベラルにも学べる点はあるのにすぐ敵を全否定してしまう。台湾本省人にとって悪魔同然だった蒋介石すら、大陸の共産主義に吸い込まれない為に必要だったと批判しない李登輝の凄み。根回しなどバランス調整の機微とピュアな力強さ。過去は過去。それがあっての今。虚無を超えよう。

2018/03/05

mj

面白かった。読んでるあいだ中、ドキドキワクワクしっぱなし。ヘッドワークだけでなくフットワークもできるリーダーだったんすね。それにしてもタヌキだ。蒋経国に取り立てられて以来しばらく、露ほども政治的野心を見せなかったそうです。総統職を退いて尚、蒋介石を批判せず。とにかくスケールの大きい人物。読んで良かった。

2020/08/12

Shinya Fukuda

李登輝は台湾に民主主義を根付かせた政治家だ。そして台湾のアイデンティティを追求した政治家でもある。共産党に負けて台湾に逃れてきた蒋介石の国民党は戒厳令を敷いて言論を弾圧しインテリを殺しまくった。李登輝も危なかったが生き延びた。そして蒋経国に見出され政治家へと踏み出す。そこからはよく知られている通り。賄賂等とは無縁の公平無私の人でプルーラルソサエティを提唱した。国連から脱退し世界の孤児になった台湾が存在感を示せる国になったのは李登輝がいたからだ。去り際も見事だった。アジアが誇る大政治家の一人だと思う。

2023/08/11

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