武士ズム~小林よしのりVS堀辺正史~
武士ズム~小林よしのりVS堀辺正史~ / 感想・レビュー
Y2K☮
故・堀辺氏に一度お会いした。色白で柔らかな佇まい。でもここぞという機は鋭い舌鋒を熱く振るう。たとえば明治維新。欧米から国の自立を守る為、身を置いていた武士という特権階級を自ら終わらせた志士を称えつつ、彼らの行動がテロである事実もぼかさない。全てのテロは悪? では仮にナチスが復活して日本を支配したらどうか。話し合いで自由と平和を取り戻せる? 暴力も戦争も望まない。その願いと「何かあった時の為に。或いは何も起こさせぬように」の危機意識は矛盾しない。もっと頭と身体を鍛える。様々な意味で誰かを守れる者でありたい。
2017/01/30
ペカソ・チャルマンチャイ
随分前に出ていたのですね。知らなかった。内容的には今までのゴー宣に似た内容で、特に目新しい部分は無かったような気がします。堀辺氏の言う「武士は自らの特権階級を捨て、この国の為に明治維新という革命を起こした」には違和感を感じる。原動力となったのは、虐げられた藩や武士の人々であって、本当の特権階級の人々は最後まで抵抗し、自らその地位を捨てたわけではないだろう?
2014/07/04
感想・レビューをもっと見る