ゴーマニズム宣言SPECIAL 国防論
ゴーマニズム宣言SPECIAL 国防論 / 感想・レビュー
mitei
冒頭の津波のシーンがすごく衝撃的だった。その中で懸命に命からがら逃げている場面を読んだ時思わず涙が出てきた。著者は色々言われているが国防のことを真剣に考えて練られた一冊だと思う。
2011/09/04
ばりぼー
3・11以降、災害救援隊として活躍する自衛隊の「軍隊」としてのアイデンティティーを問う渾身の書。「古代から自然災害の脅威に晒されてきた日本人の『憎悪』は長続きせず、『警戒心』は緩く、薄く、甘い。サヨク方面の自虐史観も、親米保守方面のトモダチ史観も、日本の国民性そのものから生まれる、憎悪の忘却という一点で、同質のものである。今後赤い帝国主義が海から攻めてきて、自衛隊が敵国の軍隊に銃を向けるようになったとしても評価してやってほしい。彼らの任務は敵のいない国防だけではない。敵と向かい合う国防だってあるのだ。」
2016/08/16
ひろき@巨人の肩
著者の持論が明確なため、各論の賛否を考えることで自分の立ち位置も整理できる良本。国防の最終防衛線が「国体」であるという考えには強い共感を持った。まさにそこが日本人らしさの起源であると思う。「天皇」と「自衛隊」に対する著者の畏敬は自分の愛国心を刺激する。自衛隊を軍隊と分けて特別視すること自体が国威を下げてしまっているとは。グローバル化が進む中で危機管理意識の低さが我々の命取りになると再認識。核武装を含めた原発論、対中米論などは勉強して、持論をしっかり持つことが日本人として大事だと改めて思う。
2015/05/10
雲をみるひと
ゴーマニズム宣言の国防編。見た目は分厚いが漫画なのでそこまでのボリュームはない。もっとも漫画としてはかなり字数が多いが。内容としては東北の震災直後の作品で震災後の自衛隊の活動から構想された部分が多い。いつものようにかなり極論に近い主張だが参考になる部分もある。
2022/02/26
たー
これに書かれているように日本はかなり無防備な状態だということをもっと自覚しなくてはならない。そしてそんな日本を健気に守る自衛隊のことも。
2011/11/06
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