ゴーマニズム宣言SPECIAL 大東亜論 巨傑誕生篇
ゴーマニズム宣言SPECIAL 大東亜論 巨傑誕生篇 / 感想・レビュー
mitei
先ほど読了したが昔の日本人のすごさを思い知った。しかし当時でも裁判官を外人にとか日本語廃止とか日欧の混血児を作るべきとかそんな突拍子もない意見が出てたんだなと驚いた。逆に今ではそんな意見は少なくなって来たのも玄洋社のようなアジア主義の人々がいたからだと思うと、歴史は続いているなぁと感動した。
2014/01/11
ころりんぱ
ゴー宣デビュー。面白かった。日本史でちょっとだけ出てきた玄洋社 頭山満。大隈重信襲撃事件と来島恒喜。その裏にこんなドラマがあったなんて。大審院への外国人判事の任用を条件とした領事裁判権の撤廃という条約改正を断行しようとした大隈外相を爆殺し阻止しようとしたのが来島。習った時は「暴漢に襲われた大隈さん」という印象しか持たなかったけれど、そこに至るまでの国内の論争や政治家たちの状況がわかって、なるほど、そうだったのか!と。テロと言ったらそれまでのこの事件、政治家も民衆も今の日本とは全然違う明治の面白さを感じた。
2015/09/24
リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん
もっと頭山関連の本を読みたくなりました。元々、中村天風に興味が有ってその延長上せは有りますが。
2016/09/21
さらば火野正平・寺
マンガ頭山満物語スタート。著者の言う通り右翼の大物という知識しか無かった。勝新とケンコバを足して割った様な頭山が可愛い。最近『日本暗殺秘録』という映画を見たのだが、そこで見た来島恒喜の大隈重信テロ迄を描いており、こんな背景があったのかと堪能。私は龍馬好きだが後藤象二郎の姿は実に不甲斐無い。頭山の「一人でいても淋しくない人間になれ」は珠玉の名言だ。あと、小林よしのりの発言は意外とまともである。
2014/03/09
Y2K☮
吉田松陰、西郷隆盛、そして頭山満。陽明学のラインを辿る縦糸の読書を通じて「公にために働くこと」の意味を己に問う。まず征韓論の実態を教科書に記そう。これを読むまでは西郷が働き場を失った士族のために韓国と戦争を始めようとしたのだと誤解していた。来島恒喜のテロについても一言。当時は国会が開設されていなかった。即ち国民は選挙を通じて政治参加することができなかった。片脚と外務大臣の座を失い、最上と考える政策を潰された大隈重信が来島の志を称え、法事に毎年香料を贈り続けた事実、そして頭山が葬儀で叫んだ弔辞が答えだろう。
2022/08/04
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