撃墜王は生きている!
撃墜王は生きている! / 感想・レビュー
Eiichi
大東亜戦争中の優秀な日本人パイロットが描かれていました。日本軍が如何に優秀でフェアであったか、もっと多くの人達に知って欲しいです。
2015/12/25
馨
読みやすいです。戦闘機の知識がなくても、読んでいるだけで空戦の状況が思い浮かびます。前半は零戦乗りの撃墜王、後半は343航空隊をはじめとする紫電改パイロットのエピソード。インタビュー時に存命だったのに出版される頃にはお亡くなりになっていた方もいて非常に残念です。撃墜王のエピソードや当時の写真もちょっとついていて本当にカッコイイです。大東亜戦争で一流のパイロットとして戦って、しかも生き残られた方々。そんな方々が戦後自衛隊創設にあたって貢献もされていると思えば心強いに決まっていますよね。
2015/07/05
Shintaro
8月は戦争を読む月間である。広島、長崎は言うまでもなく、E46集束焼夷弾を搭載したB29は、一つの町を焼野原にする大量破壊兵器のキャリアである。本書はそのB29を複数機撃墜し、大戦を生き延びた5人のパイロットを取材した。おなじみ飛行第244戦隊からは板垣政雄軍曹、生野丈介大尉、竹田五郎大尉の3人、第343航空隊からは笠井智一上等飛行兵曹、本田稔少尉の2人。本田少尉は「永遠の0」の宮部久蔵のモデルの一人ですね。撃墜できなかった日は、都民に申し訳なかったという彼らは、やはり守りたかった町があったんでしょうね。
2015/08/02
ロッキー
序章に重要なことが書かれている。最初の方はテンポ良く読めたが、やはり後半になるにつれてテンポが悪くなっている印象。この手の作りの本は門田さんがいかにうまいか再認識できた。挿絵が印象的であった。こういって御国を守るために戦って下さった方々のことを忘れてはならない。
2015/08/27
roatsu
数少なくなったご存命の元・陸海軍戦闘機乗りの方々の証言集。航空戦史への入門書としても良いのでは。陸軍飛行第244戦隊のお二人のエピソードが興味深い。数年前に京王線国領付近で不発弾処理があったけど、あれも同戦隊の三式戦が体当たりで叩き落としたB29の搭載弾だったと記憶している。航空戦史も戦後70年の間に様々な書籍や検証が出て、神話が覆されたり新たな事実が出てきたりと生きた歴史としての変動があるが、何より自身で操縦桿を握り戦った方の言葉は千金の重みがあり、まず目を向けるべき史料と思う。
2015/06/27
感想・レビューをもっと見る