ゴーマニズム宣言SPECIAL 天皇論 平成29年: 増補改訂版
ゴーマニズム宣言SPECIAL 天皇論 平成29年: 増補改訂版 / 感想・レビュー
mitei
過去の天皇論の増補版という位置づけだが、今上天皇に特に焦点をあてて書かれている1冊。私は平成元年生まれで今の天皇陛下の御世しか知らないが、本当に今の天皇陛下が立派にお努めされて平成の世があったのだと思った。著者の言うように国民と共に歩めたのは幸せなこととのおことばに感動したし、まだまだ天皇陛下より自分が皇室に詳しいと言う人のおかしさを改めて感じた。また雅子さまの適応障害の話、皇太子殿下の秘めされられた思いが本当に悲劇でもあるし、2度とこのような皇室に嫁いだ方々をバッシングの的にさせてはならないと思った。
2017/03/01
Y2K☮
旧版と併読。実は私も相撲と同じ感覚で「天皇は男系男子」と考えていた時期がある。雅子さまに対しても週刊誌レベルの偏見を抱いていた。間違いに気づいたら改める。当然。なぜ漫画家の著者や一庶民の私にできた事が学者や偉い人にできない? そしてなぜ我々の安寧を祈って下さる陛下の願いを尊重しない?「国民の思いに寄り添う象徴」という使命を重視されているのに公務を減らせとかあり得ないし、憲法違反の特措法では皇位の安定的継承は果たされない。皇室が断絶して独裁者が生まれ、侵略戦争に巻き込まれてから悔いても遅い。今がその分岐点。
2017/03/08
ちゃちゃ
よしりん、久しぶりでした。確かに、私たちは、やっていただいているのだなあ。支えてくれているって嬉しいことだなあ。
2018/01/28
九曜紋
平成21年に出版された「天皇論」の増補改訂本。昨年8月の今上陛下の生前退位のご表明をうけたもの。尊皇派もそうでない人も、日本人として、この国のかたちを知っておくためにも読んでおく価値はある。世間にはなかなか出てこなかった雅子妃のご病気の原因から現在までのリアルな真実が描かれているが、国民の一人として本当に心が痛む。ご病気のご快癒とお幸せをお祈りせざるを得ない。
2017/04/19
まゆまゆ
天皇陛下に関する評論。去年8月のお気持ち表明の裏にある政府への不信感、君が代の歌詞の意味、皇后殿下や雅子さまへのバッシング、祝日と祭日の関係、皇太子という言葉の意味など知らずにこれまで過ごしてきたことを深く反省したいと思わせられる。民の信頼と尊敬によって天皇の権威が支えられ、その権威によって日本は安定した社会を築くことができている。天皇を心に置いた支配なき自己統治こそ日本の国体である。
2017/10/11
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