マガジン青春譜
マガジン青春譜 / 感想・レビュー
takaC
利用図書館の除籍本リサイクルの余りもので持ち帰り自由だったので貰ってきて読んだけど結構面白かった。大宅壮一や川端康成や菊池寛(表紙の絵左から)の話。
2014/06/15
matfalcon
体が弱く、いじめられていた川端康成を守ってやったのが後の競艇界のボス、笹川陽平だったということをこの本で知った。(笹川は箕面市の高額納税者として滝道の途中に銅像が建てられてある。箕面といえば彼か西川きよし。同邸がランドマークになっている。)東京都知事になってから無能を露呈してからはこの著者の本には一切触れていない。
2015/08/06
阿部義彦
この本は若い時かなり話題になったのは覚えてたので、古本屋で手に取りました。週間ポストでの連載だったのですね。主に大正時代の文士の生き様と文壇そして出版関係を手際よくまとめてます。川端康成、大宅壮一、菊池寛、滝田樗陰、芥川龍之介、等の群像劇とも言えます。川端康成は家庭環境が悲惨で典型的な陰キャで女には優柔不断の為逃げられ傷心旅行ばかり、中央公論の滝田樗陰は山本夏彦の本で知りましたが、凄い貫禄。菊池寛の文藝春秋、大宅壮一の結婚生活、平塚らいてうの婦人運動、改造社の円本、講談社のキング、見事な評伝活写でした。
2024/10/15
勝浩1958
雑誌『文藝春秋』の誕生は大正11年12月、産みの親は『父帰る』で知られる菊地寛。また、青年の頃の川端康成や大宅壮一の苦悶の日々が垣間見られる。 川端康成については相当情けない姿が描かれている。今風に云えば、草食系男子の典型であり、だいぶん薄気味悪い。川端の生い立ち(一・二歳で両親を亡くし、祖父母に育てられ15歳で孤児になる。)が大きく影響しているのだと思う。
2011/09/29
c3po2006
★★★★
2015/10/26
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