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中年前夜

中年前夜

中年前夜

作家
甘糟りり子
出版社
小学館
発売日
2007-05-01
ISBN
9784093965033
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中年前夜 / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

40歳を目前にした三人の女性の話です。1人は美容整形外科に事務長として勤め、院長の愛人でもある「夕子」、1人は雑誌編集者としてオンナを捨てて働く「蘭子」、そしてもう1人は至ってフツーの主婦である「真澄」。そんな三人が全く考え方や生き方、環境は違えど少しずつ距離を近め、親しくなり結婚や夫婦、出産等、女性としての人生に考えを巡らせます。誰に共感する、しないとかではなく、とにかく色んな生き様があるんだなと。甘糟さんならではな、ちょっとキワどいセクシー描写も程よく刺激的です。タイトルが何よりもインパクト大ですね。

2024/01/20

ゆみねこ

専業主婦の真澄・編集者の蘭子・美容整形クリニックの事務長夕子、3人のアラフォー女性の寂しさを描いた物語。最初は真澄に共感していたのに、ラストはガッカリ・・・。同世代の女性には身につまされる1冊かもしれません。料理教室の静先生が素敵!

2015/05/01

なっちゃん

女はいつまで女でいればいいのか⁈と作中でつぶやいていた。院長の愛人、女を捨てて仕事に生きる女、セックスレスの主婦、このままでいいのか、この先どうなるのか、どうしたいのか。アラフォー三人の満たされない心と体を描いてた。料理教室の先生が素敵で、こんな年の重ね方をしたいと思わせる人物。読みやすく、共感できる部分もあり、他の作品も読んでみたい。

2015/01/09

mincharos

専業主婦の真澄、個人病院で働き、院長と愛人関係のバツイチ夕子、男性誌の編集者の独身蘭子のアラフォー女性3人。それぞれ違う生き方をしているけど、それぞれが40歳を手前にもがいている。私がその年齢の頃はまだ子育てと仕事でひたすら忙しくて、生き方に悩むなんてことなかったけど。3人ともが性欲に支配されている感じにちょっと戸惑った・・・ホストにハマったり、出会い系にハマったり、、、満たされていないから何かにハマる必要があるのでしょう。ラストの真澄さんは、、、後でとても辛くなるだろうと思って、悲しいラストだったわ~

2024/09/18

manamuse

前作に続き甘糟りり子さん。典型的といってもいいような専業主婦と愛人女と婚期を逃した女3人が料理教室で出会い、お互いに刺激を受けて前へ進んで行く。加齢と仕事とセックス…そんな話。きたんとケリをつけた夕子やゴールを見つけた蘭子と違って、専業主婦の真澄だけがなんだかなぁ〜。料理教室の静先生が1番魅力的だったわ。

2021/04/30

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