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九十歳。何がめでたい

九十歳。何がめでたい

九十歳。何がめでたい

作家
佐藤愛子
出版社
小学館
発売日
2016-08-01
ISBN
9784093965378
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九十歳。何がめでたい / 感想・レビュー

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遥かなる想い

元気が出る本である。 大雑把な昭和の時代を生きた著者は、物事への 拘りもなく、人生の今を楽しむ。 夢と未来に向かう若者に対して、死へと前進する老人は強い。 九十年生きた時、振り返る人生の出来事を ヤケクソで書いた..楽しい本だった。

2017/07/10

読書のーと

大正生まれの著者、佐藤愛子さんによって書かれたエッセイ集。 現代の世相に物申す…的な一冊だが、どの話もとてもユーモア溢れる文言で綴られており、とても90歳を過ぎて書かれたとは思えないほど✨ 中でも特に印象深かった話は、「来るか?日本人総アホ時代」「老いの夢」「子供のキモチは」「一億論評時代」「グチャグチャ飯」「思い出のドロボー」「老残の悪夢」である。 佐藤愛子さんのように90年以上生きれば、人生において様々な経験や出会いを積み重ねているから、言葉に深みが生まれ、こんなにも魅力的な文章になるのだろう✨

2023/09/23

射手座の天使あきちゃん

「耳が遠いから自然とテレビの音量も上がる」→なるほど、そうでしょうねぇ! 新聞の人生相談に、「それがどうした、周りを気にせずに思い通りに生きりゃいいんだよ」→ですよねぇ、ごもっとも! 思いのままに憤り、歯に衣着せず発言し、90歳を超えてなお矍鑠 「九十歳。何がめでたい」→そりゃあもう、すべてがおめでたいでござる! ははぁー m(_ _)m

2018/02/15

うっちー

そうだよねー。もあり、やはり時代はかわっているんだよねー。もありました。

2017/02/07

やすらぎ

わたしの声が大きいからって元気なわけじゃないんだよ!爽快な切れ味と語り口の佐藤愛子さん。…新幹線が3分早く着くからって騒ぐんじゃない。人間の進歩はもうこの辺でいい。進歩が必要なのは人間の精神である。…耳は若者の半分しか聞こえなくなるし、近かった駅は遠く感じるし。わかっているけどよく躓くんだ。そんなに責めないでおくれ。…誰にも訪れる老い。老いたら誰しもそうなる。重ねてきた歳月が戻らないように、歳月と共に傷んだ肉体ももはや戻りはしない。しかし、老いても意思は強くありたい。のんびりしようなんて考えては駄目だよ。

2021/05/26

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