手塚治虫の冒険: 戦後マンガの神々 (小学館文庫 R な- 1-1)
手塚治虫の冒険: 戦後マンガの神々 (小学館文庫 R な- 1-1) / 感想・レビュー
富士さん
本書の意義は、著者の意図する通り、ストーリーを読み、意味を考え、意義を察するという、別にマンガを対象としなくても成り立つアプローチを離れて、マンガ史を踏まえた上で、その表現や構造からマンガを分析しようという、マンガ研究独自の方法を提案したことにあります。具体的な試行を見ても、これは映画研究におけるシネマトリクスに類するものであると言ってよいと思います。最新のマンガ研究の動向については不勉強ですが、テキストとビジュアルを含んだメディアを使用したコンテンツへの研究では標準的なアプローチになるべきものです。
2022/08/03
ryuetto
手塚治虫の描線の変化から読み解く戦後マンガの移り変わりを解説した研究本です。日本の漫画の成長過程がよく見えて面白かったです。
2004/02/28
Tooru Araki
手塚治虫さんの漫画のモチーフの1つが、生まれ育った宝塚で誕生した宝塚歌劇団の舞台だったとは驚いた。
2016/03/02
ねぎとろ
色々と目からうろこが。
2011/03/22
きりだんご⭐️新潮部
●家にあるのを再読
2010/04/05
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