イエロー・サブマリン (小学館文庫 R や- 4-1)
イエロー・サブマリン (小学館文庫 R や- 4-1) / 感想・レビュー
kaikoma
小説としての完成度よりも、主人公の息遣い、決して華やかではないマイナーリーグの球場の醸し出している雰囲気、アメリカンドリーム… スポーツをこよなく愛したジャーナリストの思いが溢れています。30年経った今でもどこか爽やかな感じの作品です。
2017/04/16
mucksan
バブル当時の日本。夏の甲子園予選で敗退してしまったサブマリン(下手投げ)投手、光が単身アメリカへ行きメジャーリーグを目指す。一方、彼の父は日本企業によるメジャーリーグチームの買収のために日米間を奔走する。 野球を題材にした小説はあまり読んだことがないけれど、その中でもこの作品に匹敵する作品はあまりないと思います。野茂投手がメジャーに挑戦するより前に書かれた作品ということで驚愕する以前に、アメリカでの登場人物の人間味がすごい。特に、昔ながらのスカウトの人柄が大好きです。渋いです。
2012/09/24
turtle
学生時代に愛読した山際さんにこのような作品があったとは知りませんでした。 久しぶりに読んだ山際さんは相変わらずさわやかで、スポーツへの愛に溢れていました。
2012/05/05
海 都
山際氏に野茂の投球するのを見て欲しかった。
Narumi
1990年前後、アメリカ野球界の上層部とビジネスを行う父と、底辺からメジャーリーガーを目指そうとする、父とは両親の離婚のために没交渉となっている息子の話が交互に描かれます。息子パートの方が面白いかな。自分に無縁だったのでよくわかりませんが、日本はバブル終焉の直前でしょうか。アメリカの方も、まだアメリカに夢を見ることができた最後の時代という感じがして、アメリカそのものはほとんど知りませんが、野球場の風景などまるで夢のようです。
2018/08/02
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