アラマタ図像館 1 (小学館文庫 R あ- 4-1 VISUAL SERIES)
アラマタ図像館 1 (小学館文庫 R あ- 4-1 VISUAL SERIES) / 感想・レビュー
紅独歩
昔の博物誌に登場する荒唐無稽な「怪物」たちは、無知によるものではなく、先人達の尽きせぬ好奇心と科学的な思考によって記録されたものであった……。子供向けの「怪獣図鑑」の類に登場した名前もわからぬイキモノ達の出自を知る事が出来る。文庫でゲスナーの『怪物誌』を見ることが出来るなんて、なんと贅沢な!
2009/11/26
二笑亭
怪物とは「異常」あるいは「例外」の別称。読むというよりは観る本で、貴重な図像が満載。宗教画、博物誌から始まり諷刺画にパルプ雑誌の挿絵と年代やジャンルも広範に亘る。様々な本にも引用されるゲスナー『怪物誌』の図像がたくさんで嬉しかった一方、トプセル『四足獣の歴史』の図像はもっと見たかったなと思う。モロー『人間と動物の畸型原論』はウェルズ『モロー博士の島』を思い出したが、著者も巻末の解説でやはり触れていた。
2024/02/18
鵙屋
★★★☆☆ 最後にまとめて解説があったので、行ったり来たりで図が多い割には進まなかった印象。ネットのない時代の人間の想像力がとても面白かった。個人的にモロー『人間と動物の畸形原論』は興味深い!というか、自分は畸形に興味があるんだなと気づけた。エイのエイリアンはジェニー・ハニヴァーというそうです。かっこいい。
2017/02/18
海野
正直ケイブンシャの怪獣百科的な感覚で楽しんだ。 レチフは『〜人間』ばっかりで安い特撮っぽかったり、グロテスク・アニマルズの貝とサンゴの怪物は成田亨の没デザインと言われても信じてしまいそう。 あとジェニー・ハニヴァーはエイの干物より猿頭の方がカッコいい。
2014/04/20
冬至楼均
貴重な図像が文庫で読める太っ腹な企画。
2014/02/28
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