カラカウア王のニッポン仰天旅行記 (小学館文庫 R あ- 4-7)
カラカウア王のニッポン仰天旅行記 (小学館文庫 R あ- 4-7) / 感想・レビュー
韓信
ハワイのカラカウア王が明治日本をはじめ、清朝、東南アジア、インド、エジプト、欧米と世界一周旅行をした旅行記のアジア部分の抄訳。稚気溢れる王と、国務大臣であるツッコミ役の著者、謹厳実直な侍従や酔っ払いドイツ人従僕など個性的な面々が出会うのは、明治天皇、井上馨、李鴻章…。会食で舟を漕いだかと思えば痛烈なキリスト教批判もする天衣無縫な王と、アメリカ人ながら西欧文明を相対視する理性的な著者たちの波乱含みの珍道中が楽しくも考えさせられる。19世紀末の各国の様子がビビッドに描かれ、図版多数のポップな仕様も含めて楽しい
2021/07/10
小林ミノリ
まだハワイが王国だった頃、日本は明治時代だった、ハワイの王、カラカウアが見聞を広め外交を進めるための旅行の記録、その日本編を抄訳、博物学的にも貴重な図版多数、日本とハワイの意外な繋がりを知る、仰天の事実。
naoto
奇才・荒俣宏の翻訳本。まだハワイが王国だったころの、ハワイの王様の世界旅行記。日本の明治維新が世界で評価されていることを実感。もしハワイ王家との縁組をしたなら、アメリカに併合は…されたのかな、やっぱり。
2013/08/25
しろこ
王様が子供っぽくてかわいいww
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