別れのブルース: 淡谷のり子-歌うために生きた92年 (小学館文庫 R よ- 2-1)
別れのブルース: 淡谷のり子-歌うために生きた92年 (小学館文庫 R よ- 2-1) / 感想・レビュー
kamakama
書かれる側の淡谷のり子も、書いた側の吉武輝子も、今以上に差別があり、生きにくかった時代のなか、最後まで自分の信念を貫きとおした、稀有の女性たちである。その両者の息遣いが聞こえくるようなこの作品。読みごたえは十分。何よりも勇気と元気を与えてくれる。 それは私にとっては、まるで頭上から明るい光が降り注ぐような感覚であった。すばらしい先達の苦闘と生きざまを心に持ちながら、毎日を生きて行きたいと思った。心から感謝したい。
2013/10/01
感想・レビューをもっと見る