ディープサウス・ブルース (小学館文庫 R ア- 2-1)
ディープサウス・ブルース (小学館文庫 R ア- 2-1) / 感想・レビュー
himehikage
これまた原題と全く異なる邦題だけど、アメリカ南部の音楽ネタ満載なのでこの題名もあり。なにしろ主人公ニックはブルース史研究家という設定だ。ところどころで突拍子のない展開があり、ミステリとしてもいまいち熟れていない気がするが、ニックをつけ狙う時代錯誤なプレスリーおたくの男とゴージャスでサディスティックな女の殺し屋コンビが面白すぎて、主人公はじめ善人どもはみんな食われてしまった余韻
2023/07/09
タナー
アメリカではロバート・B・パーカーのスペンサー・シリーズを書き継いでいるということで、この作家に興味を持った。自分は厚い本は苦手だし、期待して読み始めたわけではないが、意外と面白かった。主人公のニックがNFLのセインツの元プレイヤーだというのも気に入った。保釈金用立て業者という相棒ユリシーズとのコンビネイションもなかなかよかった。シリーズの未訳作があるらしいが、是非とも日本でも刊行して欲しい。もちろん、彼が現在書いているスペンサー・シリーズも!
2014/11/03
frog
ニューオリンズ在のブルース研究家の大学教授が、行方不明になった60年代のソウル・シンガーを探して61号線を北上し、ミシシッピー州北部とメンフィスで、ひょんなことからディクシー・マフィアとのトラブルに巻き込まれていくストーリー。書き込み不足や言葉足らずから生じる読みにくさはあるけど、ブルース/ソウルの生まれたディープサウスの風土をたっぷり味わえる内容はなかなか良いです。
2011/02/08
schazzie
タイトルに惹かれて読んだが、面白くなかった。主人公のキャラが中途半端だし、展開も退屈。アメリカ南部の描写に期待していたが期待外れ。何より翻訳が良くなかった。
2011/11/22
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