手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ) (小学館文庫 ほ 4-4)
手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ) (小学館文庫 ほ 4-4) / 感想・レビュー
チョコ
菅田将暉と有村架純の映画の中で2人が好きな作家で出てきたので、読んでみた。初読みの作家さん。若い時に出会うと良かったかな。その本に旬な年齢ってあるなぁ。
2022/11/04
佐島楓
単行本を図書館で借りて、気になり続けていたのを文庫で入手。少女的なものの総体としての作品群が、中毒性を持った奇妙な魅力を放っている。口ずさめるほど好きな歌は二首ほどあるが、ここには引用しない。
2019/10/28
まさむ♪ね
なんてあやういんだ、まみ。できればお近づきにはなりたくないけれど、気づかれないようにこっそりと物かげから見守って痛くなる。ぼんやりとした淡いピンクのぐるぐるうずまきに、鋭いナイフのような言葉たちが投げ込まれ、それがものすごい勢いで回転しはじめる。狂気をはらんだまみの危険で孤独な妄想哲学。もう、きらきらでくらくらする。《水準器。あの中に入れられる水はすごいね、水の運命として》《ひかひかの蜘蛛のめんめの表面が艶消(マット)になるよ、死んだ瞬間》《なんという無責任なまみなんだろう、この世のすべてが愛しいなんて》
2016/07/10
水色系
ほむらさん、ヤバい‼︎もうこれに尽きる。「まみ」っていう不思議な女の子を創造して、しかも手紙バンバン書かせてる。自分宛に。あまつさえ「おやすみ、ほむほむ。LOVE(いままみの中にあるそういう優しいちからの全て)。」(P52)とか言わしとる。ほむらさん、ヤバすぎ(2回目です)。問題作やん。絶対また読んじゃうような中毒性もある。
2022/05/24
ハンナ
せっかく手に入れたのに、読んでは放置し…を繰り返していた。こんな文庫サイズでカラー絵付きの歌集、いいなぁー!ちょっと個性的過ぎて外では読みにくいけれど、歌集といえば重いものが多いので、こうしたサイズは嬉しい。そして絵本のように可愛い! 独特の世界観だけれど、こうして連歌で物語を綴っていく方法もあるのか…ということを体験させてくれました。本当に、ほむほむの中にはまみのような乙女が巣作っているのでは?!と思わされる。 でも、歌を詠んでいる人格は違うというのはよくあることかも…??
2015/09/10
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