特異家出人 警視庁捜査一課特殊犯捜査係・堂園晶彦 (小学館文庫 さ 17-3)
特異家出人 警視庁捜査一課特殊犯捜査係・堂園晶彦 (小学館文庫 さ 17-3) / 感想・レビュー
いつでも母さん
単行本で既読だったが、すっかり忘れていての文庫で!天涯孤独の老人が行方不明になった。それは唯一親交があった小学生・奈々美の届け出からスタートする。東京での捜査が鹿児島までとなり、しかも堂園自身の祖父が絡んでいるかもしれない・・過去に何があったのか?戦争が引き裂いたモノは今に続く人の恨みが相まってちょっと重く暗い。定年退職した老刑事・徳永の地道な捜査が光る。「人の幸不幸は人の心が決める」聴きなれた言葉だが、いつでも心に刻みたい言葉ですね。
2018/11/11
み
感想を読んで気になった作品。ご近所のおじいさんと子供の交流から始まり終わる温かいお話し、事件抜きにすればね。ちとご都合よろしいトコがありますが、堂園さんのキャラでチャラにします。楽しめました♪
2015/09/21
あすなろ
なかなかみっちり詰まった刑事物ミステリーでした。笹本氏の刑事物は、始めてでしたが、エンターテイメントとして楽しまさせて頂くには十分な内容です。かつて楽しんだ堂場氏の失踪班シリーズに似ているが、こちらの方が時間軸が複数であることと、人情味の書き込みが多いかな?シリーズ化されるなら、追ってみたいと思いました。
2014/10/05
あや
家出人の過去が主人公のルーツとも繋がっていて、ただの誘拐ではなかった。有村のおじいさんと奈々美ちゃんの出会いとその後の関係が素敵で可愛くて、警察小説なのにきゅんとします(笑)
2014/09/12
Yuri
読み応えのある本でした! ある老人が行方不明になった事から捜査が始まり、東京から鹿児島、現代から戦時中へと舞台が広がります。 シリーズ化してたら読みたいです。
2020/03/19
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