デビクロ通信200 (小学館文庫 な 6-6)
デビクロ通信200 (小学館文庫 な 6-6) / 感想・レビュー
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中村航の小説『デビクロくんの恋の魔法』の中にでてくる、「デビクロ通信」が、たくさん紹介されているスピンオフ作品です。通信というよりかは、むしろ迷言&名言集といった感じだろうか。悪魔なんだけど、デビクロくんのキャラがまたいいんですよね。宮尾さんの描く絵ってかわいいんですよ。デビクロくんで、次は絵本でも描いてほしいくらい好きですね。そうそう、本の中には通信だけではなくて、ショートストーリーもあります。小説の光もでてくるし、名言の中には中村航さんの既刊本の内容がでてきたりもするんですよ。
2015/01/24
おかむー
映画化にあわせたあざとい商法(笑)と予防線を張ったうえで期待せずにページをぱらぱらと・・・おいコレとんでもない、中村航のエッセンス集大成みたいなもんじゃないかい。『たいへんよくできました』。集中すれば30分もあれば読み終えられるけれど、これはむしろ手元に常備してふとしたときに適当にひらいたページを味わうのが素敵スタイルでしょう。ただデビクロ通信を羅列するだけでなくときおりショートストーリーも交えているのがダレることがないいいテンポになっていて好印象。中村航好きなら必携の一冊といっても過言でないよコレ
2014/11/11
七色一味
読破。本編読んだ後、いつだったか忘れちゃったけど読んだのに忘れてた。デビクロ通信を手にとった人々に起こったり、起こらなかったりした小さな小さな奇跡の集まりの物語。これはこれで、陽にあたる砂粒の中で光る粒たちのような、ちょっとした存在感があります。
2015/07/15
結衣花
発見・共感…と楽しませてくれる”デビクロ通信”が200作。詩を秀逸に表現する絵を見ながら、どうやってこれだけの数を思いつくんだろう…と中村さんの脳内を見てみたくなりました。原作好きとしては、必要とされてるのか分からなかった光の闇の象徴が、偶然手に取った人達にどんな形であれ届いていたのが嬉しくて、どうにかして光に伝えられないかと思いました。手元にデビクロ通信があったとして、私だったらどうしてたかな。ハードカバー・漫画・文庫…ときて、デビクロくんの関連本は完全制覇。あとは映画が観れれば完璧なんだけどな。
2015/01/09
さおり
記念すべき中村航さん10作品目。今まで中村さん作品で出会った心に残ってるフレーズがいくつも登場して、心があったかくなったり、くすっと笑えたり。全てが中村作品とリンクしてるわけではないのかもしれませんが、新しく好きになったフレーズもたくさんあり、まだまだ追うぞ!中村さん!と決意を新たに(?)した次第です。合間に挟まれた短いお話たちもとても心地よく、まさにつぼ。私が中村さんに求めているものはこれ!を凝縮した本。あぁ、幸せです。
2014/11/12
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