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コンカッション (小学館文庫 ラ 1-1)

コンカッション (小学館文庫 ラ 1-1)

コンカッション (小学館文庫 ラ 1-1)

作家
ジーン・マリー ラスカス
田口俊樹
出版社
小学館
発売日
2016-04-06
ISBN
9784094062809
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コンカッション (小学館文庫 ラ 1-1) / 感想・レビュー

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starbro

図書館の新刊コーナーで見つけて読みました!NFLはたまに観る程度ですが、あれだけ激しいぶつかり合いをしていると身体特に脳に大きなダーメジを与えているのは、残念ながら大変納得出来ます。単純にアメリカン・フットボールの後遺症に留まらず、本件を暴いた医師の人生を描いたことで本書の深みが増しました。それにしても、アメリカでの黒人差別は根強く残っていて、元奴隷(NFLは黒人選手が大半)に生死に関わる激しいスポーツをさせて楽しんでいるWASPの構図が見え隠れします。

2016/06/10

キムトモ

25年来のNFLファンなので、巨大組織NFL側の視点が少なく物足りなかったです…著者はNFLの取材をして良くも悪くもNFL側の視点も書かなければ、展開は一方的だし、イマイチ盛り上がらないですね、超〜超〜興味あるネタだけに超〜超〜超〜残念(-.-;)y-~~~(ノ-_-)ノ~┻━┻2012年の優勝はジャイアンツでしたっけ…

2016/10/25

くさてる

NFL(ナショナルフットボールリーグ)の元スター選手の脳に異常を発見した監察医のベネット。NFLの試合が脳に損傷を与えている事実に気づいた彼は論文を発表するが、NFLとアメリカの人種差別が彼の前に立ちふさがり……という内容。とても奇妙な読み心地だった。ベネットの個性ある性格と移民としての背景は重く、頭を激しく打ち付けるスポーツが脳に損傷を与えるという事実を無視しようとするNFL(と世論)にも、驚きを覚えた。安易なハッピーエンドはここにはない。でも、絶望だけが残るわけでもない。興味深いし、面白かったです。

2020/08/15

冬憑……(ふゆつき)

なんとも苦しい本であった。というのも、私は大のNFL好きであり、毎シーズンの観戦を楽しみにしている。故にこのNFL、延いてはアメリカンフットボールという世界を揺るがす本書は、ファン心理からすると如何ともし難い。だからこそファンならば、いの一番に知るべき事実であろう。スポーツはなんであれ、何らかの障害を身体にもたらす。だが協会は運営に不利になる情報に蓋をする。よく聞く話であるが、そこで終わらず、知り、考える事が重要である。NFLの腐敗と人種差別問題が紡ぎ出す本書は、考えるべき多くの議題を与えてくれたのである

2016/05/19

スウィーニー校長

★★★★☆ 頭部への衝撃の蓄積により引退後認知症を発症し、奇行に走り50歳で自殺してしまったフットボール選手の脳を調べ、発見した事実の論文を発表した検察官 vs 圧力をかけるNFL。 最近、脳震盪の危険性を耳にする機会が増えたが、そのきっかけであるNFLでの騒動は知らなかった。 この映画の存在も知らなかった。 失神しない程度の衝撃でも認知症を発症した例があるので、サッカーのヘディングも危ないのかも。

2020/06/27

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