船に乗れ! 1 合奏と協奏 (小学館文庫 ふ 10-7)
船に乗れ! 1 合奏と協奏 (小学館文庫 ふ 10-7) / 感想・レビュー
まるる
読み始めは中二病的な部分が辛かったけど、高校生になってからは、俄然面白くなった。初恋の甘酸っぱさと音楽に向き合う姿が堪らない!オーケストラの本番や、ピアノトリオを練習&演奏する場面の緊張感。おじいさまが弾いた曲の意味。ホームコンサート後の胸キュン展開!!読みながら確実に体温上がってた。物語に入り込んでた。読み終わって現実に戻ったらなんか切なくなってしまった。青春っていいね。クラシック音楽に関しては、造詣が深いわけではないけど、聞き覚えがある有名な曲を演奏してくれるのも良かった。続巻も期待!
2016/09/07
ユメ
以前読んだときは主人公と同年代だったけれど、改めて読み返した今の方が、自分にとってより感情移入できる特別な物語となった。「あの頃の僕は、もういない」大人になった「僕」の独白が自分のもののように思える。何か途方もなく大きなものを失ったという思いが、どうしようもなく理解できた。音楽が日常の中にあった頃と音楽をやめたあとでは、BCとADぐらい違うから。そんな「僕」の高校生時代。若さゆえの傲慢と、合奏の喜びを知る瑞々しい感動、そして恋。二人が削り合うように奏でるメンデルスゾーンのピアノ・ソナタが心に突き刺さる。
2017/04/20
たるき( ´ ▽ ` )ノ
Kindle Unlimitedにて。かなり専門的な音楽用語が出てくる。主人公の理屈っぽいところが苦手だが、演奏シーンは面白い。これからどう展開していくのか気になる。
2023/10/07
メルル
音楽と恋。これだけ聞けば「なんと乙女な雰囲気」そう思えるが、少々登場人物に難あり。どこか曲者揃いの言い知れない雰囲気。津島の哲学書を読み漁り、プライドが高いその性格。若気の至りのような痛い過去の回想。お金持ちのホーム・コンサートや純粋な恋愛。ひとむかし前の雰囲気がおしゃれで素敵。音楽小説としてはかなり良作に思えた。あんな津島だけれど、確認しあっちゃうところが純粋で可愛らしいな。
2016/08/29
りさ
ちょいちょい出てくる、このときはよかった、このときは気づいてなかった的な発言が気になるけど、基本的にはすごく好みの音楽で胸が熱くなる系のお話。おじいさまの選曲がよいです。続きとても気になるので、一気に読みたいです。
2018/05/30
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