続・深夜食堂 (小学館文庫 お 25-22)
続・深夜食堂 (小学館文庫 お 25-22) / 感想・レビュー
雲隠れひろ吉
前作が面白くて涙ホロリもさせてもらったので続編も。営業時間は、夜十二時から朝の七時頃まで。『深夜食堂』と言われている。「豚汁定食 ビール・酒・焼酎。酒類はお一人様三本(三杯)まで。」メニューはこれだけ。あとは勝手に注文したら出来るものは作ってくれる。こんなお店だけどお客さんは結構来るのです。この食堂のマスターの人柄と素朴だけど懐かしくて美味しい料理に、今日もワケアリなお客さんが胃袋を満たしながら、心の重荷をおろしたり、寂しさを埋める時間を過ごしたり、常連客さんがお節介を焼いたり。人情物はいいですね。
2019/01/05
mr.lupin
前作同様に読みやすくてサラッと1日で読了。今回も夜の12時から朝の7時まで営業している深夜食堂に集う人たちの人間ドラマが美味しい料理と共に楽しむ事ができた。一度機会があったら映画も是非見てみたい。焼肉定食も焼きうどんも豚汁定食も、どれもこれもめっちゃ美味しそう。☆☆☆☆★
2020/03/11
assam2005
作家と共に戦いベストセラーまでたどり着いたと思っていた矢先、担当から外された女性。15歳年上の女性と結婚を考える半人前の青年。オレオレ詐欺ならぬ「来い来い詐欺」にあったのにひたすら待ち続ける老婆。それぞれがいろんな人生を持ち、全てを受け入れた上で、それでも前を向き進んでいく姿が、痛々しさの中に強さも感じられました。きれいだけでは生きていけない、心の闇を受け入れてこそ強くなれる。そんな3つのお話。美味しそうな家庭料理と共に、心とお腹を温かく満たしてくれました。
2016/12/11
Swind/神凪唐州@名古屋めしの人(作家兼名古屋めし専門料理研究家)
映画を見てから読了。人気連載なグルメ漫画の映画版のノベライズ(ちとややこしい)です。 本編3本にプロローグ・エピソードの構成は本編にほぼ忠実。映画を見てから読みましたので、俳優さん女優さんの声が耳元で蘇るようでした。 切なく、可笑しく、そしてほろりと来る人情話。巻末レシピは一度再現してみたいですねv
2016/11/21
書の旅人
まるで濁ったところがない、(風鈴の)透明な音色─。「こういう音色のように生きなきゃいけないよ」(ゲンちゃん) 「あたしがマスターによくしてもらったように、いつか誰かが困ってるとき、同じことしてあげられたらなって」(みちる) 振り返れば……、思い出したくないくらい辛い、裏切りもあった…。でも私には、それを上回るほどの素敵な出会いがある。本当に人に恵まれているなぁと思う。だから…、今度は自分がおすそわけをしたい。まだまだ至らない若輩者だけど、夢を実現させた暁には、訪れてくれたみんなに、ほんの少しでもおすそわけ
2016/10/27
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