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偽りの銃弾 (小学館文庫 コ 3-1)

偽りの銃弾 (小学館文庫 コ 3-1)

偽りの銃弾 (小学館文庫 コ 3-1)

作家
ハーラン・コーベン
田口俊樹
大谷瑠璃子
出版社
小学館
発売日
2018-05-08
ISBN
9784094063431
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偽りの銃弾 (小学館文庫 コ 3-1) / 感想・レビュー

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のぶ

この本の主人公は、元特殊部隊ヘリパイロットのマヤ。冒頭、何者かに夫、ジョーを殺された葬儀から始まる。ところがしばらくして、設定した隠しカメラに殺されたはずの夫が映っていた。この話が本筋かと思いきや、話はさらに複雑な展開を見せる。ジョーを殺された4か月前には姉も殺されていた。いったいこの一家に何が起こっているのか?必死に真相を突きとめようとするマヤだが・・。登場人物も多く、一筋縄ではいかない話だが、真相がわかってしまうラストではなぜか悲しい気持ちになってしまう一族の物語だった。

2018/08/24

goro@80.7

何とも好きになれない主人公のマヤだったのだが、ラストはそうだったのかと唸った。誰にも全てをさらけ出さずに頑なな態度が気になってイライラさせられたけど、秘密が開かされた後はそれだけに最後が切ない。途中、アレ?それはどういう事と思いつつ読んでたけどマヤのキャラクターに引っ張られ一気呵成に読了。唸り感心し34章は涙物。戦場での事が彼女の真の姿なのだろう。責めることも許すことも出来ず苦しんだ彼女を想い本を閉じました。積読山の中に確か「沈黙のメッセージ」があると思うので探して次はそれを読もう。

2020/11/19

Panzer Leader

初のハーラン・コーベン。夫を殺人事件で失った元特殊部隊パイロット・マヤの自宅の隠しカメラに写っていたのは、殺されたはずの夫だった...で始まる物語。その謎を追えば追うほど余計に深まる疑惑、ページをめくるのももどかしく思えるほどのサスペンス、一体どこまで風呂敷を広げるんだろう、こりゃ政府をも巻き込む大陰謀ではと思わせておいての変化球。こりゃ確かに予想を遥かに超える結末だわ、なんか振り上げた拳を何処に降ろせばいいのやらの感想。いや読んでる間は楽しめたんですけどね。

2019/07/18

タツ フカガワ

元戦闘ヘリ・パイロットのマヤは、4か月前に姉のクレアの殺害を戦場のイラクで知らされたばかりだったが、今度は夫のジョーが彼女の目の前で暴漢2人に襲われ射殺される。だが数日後、居間に設置した隠しカメラに死んだはずのジョーが映っていた。さらに姉も夫も同じ銃で殺されたことが判明する。謎が謎を呼ぶ展開で、帯の『ラスト30ページの驚愕‼!』に偽りなし。さすがコーベン、よくもまあこんなプロットを考えたものです。ある男のモノローグで幕を閉じる終章が、物語の余韻を深くしています。

2023/01/28

あさうみ

面白い!夫を射殺された元軍人のマヤ。事件後、自室に2歳の娘の安全のために隠しカメラを仕掛ける。が、そこに映ってたのは殺された夫だった!?しかも夫を殺した銃と4ヶ月前に殺された実姉と同じ!?読んでいくと数々の不協和音がでてくる。いったい真実はどこへいくのかと思うラストにしっかり伏線は回収されて、驚きの事実が判明する。マヤの生き様も潔い。"偽りの銃弾"なるほど!!読もうか迷っているお方!是非、読んでみるべきです!

2018/05/13

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