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疑医 (小学館文庫 せ 2-8)

疑医 (小学館文庫 せ 2-8)

疑医 (小学館文庫 せ 2-8)

作家
仙川環
出版社
小学館
発売日
2016-10-06
ISBN
9784094063493
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疑医 (小学館文庫 せ 2-8) / 感想・レビュー

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absinthe

この作者の作品で一番面白かった。主人公は記者だが、作者のスタイルがそれにあっているに違いない。殺人は無いし、驚くようなどんでん返しも無い。進行はベタで、結末も想定の範囲だからミステリでもない。それでもここに描かれているようなインチキ療法は実在し、無知な患者が取り込まれ続けている。絵空事でないという意味で重要な書かもしれない。作者は殺人など凶悪な犯罪にからむ人を描くのが苦手なのか、そういう作品はどれも問題ありだったが、本作は作者の本領が発揮されたのだと思う。

2019/08/21

ダイ@2019.11.2~一時休止

自然治療を勧めている医師の治療法は正しいのか?。医療ミステリーってあるけど新聞記者の方がメインのような気が・・・。

2017/05/23

みえ

〇〇をやめなさいとかいうタイトルで医師が本を出してる広告をよく目にするけど、え?と目がいってしまう。現役の医師が言うんだからそんなのかな?と思ってたら、逆のことを違う医師が言ってたりする。何でもかんでも話題になったことを鵜呑みにするのはよくないな~と思った。 で、本の内容は、脳卒中は手術なしで高額なサプリメントや自然療法云々で助かる!と提唱した医師がホントにそうなのか?を新聞記者が調べる話。う~ん、重かった。

2018/10/13

ワレモコウ

手術や投薬をせず、独自の自然療法を編み出した脳神経外科医の香山。都知事をも味方につけた、カリスマ性を持つ香山式療法に疑問を持った東都新聞の記者・速水絵里子は、敵対する先輩記者のサーヤと共に真相を暴く。医療ミステリーというより、絵里子の成長物語的な話だった。一気に読めたが、いつもの仙川さんっぽくない?感じがした。

2020/12/21

里季

ほぼ一気読み。正攻法でいく標準医療vsサプリや健康法などを軸にする自然療法、その怪しさを暴く新聞社の社内事情と、2つの大きなプロットが絡まり合っていて読ませる。患者は弱い。何をしてもよくならないと、危ういものにまで手を出し、引っかかる。わかる。腕はよいが冷たい医者よりも、腕は今一つだが優しい医者のもとで安心して身をゆだねたいとも思うものだ。何が正解なのかわからない。そんな患者から金を搾り取る自然療法を提唱する香山にも腹がたつがそれが成り立っている現実に目を向けてもらいたいものだ。重ねて言うが患者は弱い。

2018/05/19

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