太田和彦の居酒屋歳時記 (下) (小学館文庫 お 3-6)
太田和彦の居酒屋歳時記 (下) (小学館文庫 お 3-6) / 感想・レビュー
のぶ
連載の上下巻の下巻で流れはだいたい上巻で書いた感想とそれほど変わらない。読み通してみて、1章3ページで200のエッセイが載っているという。太田さんの本は過去に多く読んでいて、その詳しさは分かっているつもりだが、上巻でも書いたが、よくこれだけの店が書けるものだと感心する。自分もできるだけ多くの店を楽しみたい気持ちはあるが、先立つものが続かないので、自分はこの中の一店に本を持ち込んで、一番隅の席に座り、酒と肴を一品頼んで一人静かに読書する。これが理想だなと思った。
2016/12/19
ユメ
太田さんの「ツイー」の誘惑に耐えかね、下巻を読むにあたって私も柚子酒水割りで独り乾杯(これぐらいなら飲めます)。ほろ酔いでご機嫌に読んだ。大阪の気鋭の居酒屋が同業同士手を組んで始めた日本酒イベントのレポートが、回を重ねるたび盛況ぶりを伝えるのには、何だかとても励まされた。自分の業界を盛り上げようと前向きな取り組みをする姿は、傍から見ていても清々しいものだ。居酒屋という存在が地域の活性化や郷土料理の伝承にどれほどの役割を果たしているか知り、あとがきの「居酒屋は文化だ」のひと言に深く納得。
2018/03/22
しょーくん@本棚再編中
★★★★★★★☆☆☆いかにも太田さんらしい飲み歩きエッセイでした。お酒を飲みながらじっくりと堪能させてもらいました。
2017/03/03
おいしゃん
太田さんの本は、基本的にはただ居酒屋での飲み食いと店主との会話を綴るだけなのだが、なぜか定期的に読みたくなる。「ただ飲み食い」を書くだけだからこそ、筆者の人間性が出るのかもしれず、そういう意味でも飾らずに、しかし少し通ぶってしまうところもまた愛らしい。
2021/09/19
Mark X Japan
酒と肴、その他にも居酒屋に行く楽しみがある著者の人柄が滲み出ています。これからも良い居酒屋をどんどん紹介して欲しいです。☆:3.5
2017/01/08
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