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スリー・アゲーツ: 二つの家族 (下) (小学館文庫 こ 26-3)

スリー・アゲーツ: 二つの家族 (下) (小学館文庫 こ 26-3)

スリー・アゲーツ: 二つの家族 (下) (小学館文庫 こ 26-3)

作家
五條瑛
出版社
小学館
発売日
2017-07-06
ISBN
9784094064322
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スリー・アゲーツ: 二つの家族 (下) (小学館文庫 こ 26-3) / 感想・レビュー

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Rin

[再読]チョンの抱える家族への愛。そして地獄のような境遇から逃げたしたいという葛藤。そんなチョンを追いかける葉山。チョンという人物を追いかけていくうちに、彼を知っていくうちに葉山にも苦悩が。日本にいて祖国のために働く人たち。チョンが関わる人たち。それぞれの生き方や、考え方を私も彼を通して知ることに。この国だからこその自由。好きに見て歩いて買う、選べる幸せを大切にしなければ。そして葉山が最後にした選択と成長。チョンの守りたかった家族のこれから。二つの家族の幸せを祈りたいです。シリーズを再読したくなりました。

2017/11/25

スリーアゲーツってタイトルの方が、しっくりくるような気がします。家長の身勝手さにも取れて…、ちと楽しめず。

2021/07/04

miyariko

家族の繋がりってなんだろうと意識する話だった。葉山が勇気にかけた最後の言葉は、葉山自身が欲しかった言葉でもあるのだろう。自分の父親もそうであって欲しいけれど信じる事ができなくなってしまった彼の、消えそうな願いだった。

2020/06/28

彼岸花

面白かったと言うには語弊がありますが、読みごたえ充分でした。チョンという工作員としての生き様が、痛ましくもあり勇敢でもありました。己より、家族の幸せを念じる姿が切実で、死後も続いていることに驚きでした。葉山の温かさに触れながら、工作員ではなく、一人の人間として見れたことがとても良かったです。著者の他の作品も、機会があれば読んでみたいですね。

2018/08/31

ゆずきり

血族としての家族の「愛」。そういった意味で、この作品は至高のラブストーリーだと思う。今の若い子にはリアリティがないかもしれないけれど、それでもチョンの「家長」としてのカッコ良さ、背中の頼もしさは否が応でも伝わるのでは。何度読んでも面白いけれど、鉱物シリーズの2作目だけ再版されたのは本当に不思議。1作目『プラチナ・ビーズ』が再版していないので、最初から順番に読みたいタイプの友人に薦められず。こちらも是非再版してほしいです。

2019/02/03

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