KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

方丈記 (小学館文庫 K み 1-1 マンガ古典文学)

方丈記 (小学館文庫 K み 1-1 マンガ古典文学)

方丈記 (小学館文庫 K み 1-1 マンガ古典文学)

作家
水木しげる
出版社
小学館
発売日
2019-04-05
ISBN
9784094066296
amazonで購入する

方丈記 (小学館文庫 K み 1-1 マンガ古典文学) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

Vakira

「方丈記」ってどこかで聞いた様だが思い出せない。日本史か?古文か?鎌倉時代の鴨長明の随筆だった。方丈とは3m×3mの9㎡の大きさの平面の事。今で言えばほぼ四畳半の面積。だから現代版に訳せば四畳半記ってことだ。長明が人里離れて四畳半庵で書いた自分の思い。これマンガ古典文学シリーズで方丈記を水木しげるさんが描く。「無常観」を水木さん流に。無常とは人生の悲惨、不運といった小さな問題を突き抜ける。実は宇宙の法則だ。

2019/12/06

canacona

方丈記を読んだことがなかったので、一度読んでみようといろいろある中、水木しげるの漫画にしてみました😁さくっと分解組立移動できる方丈の家。今で言うならダンボールハウス?にしても今の時代なら、それすらも建てる場所に苦労するんだろうな。その中で見た世の中の移り変わり。災害や飢饉などのどうにもならない困難。人々の気持ちは、今とあまり変わらないように感じる。鴨長明はもっと達観してるものかと思っていたけど、ずっともやもやとした矛盾を抱えていろいろ諦めながら、それでも真っ直ぐに生きた人だったんだな。

2022/08/27

みーなんきー

鴨長明、1155年京都の賀茂御祖神社の正禰宜の次男として生まれるも、葛藤の末家族と別れ一人暮らし、歌や琵琶を好んで一角の人物となる。も、後鳥羽院に引き立てられては、他の者に足を引っ張られ、人里に混ざっては邪魔され、多くの挫折と人間への嫌気の結果山に籠る。人生の憂いを多く歌に詠み、質素な人生を好む。共感できる部分も多かったが、ボツンと一軒家状態が理想に思えるが、自分にできるかどうか。

2021/02/26

剛腕伝説

ゆく河の流れは絶えずしてで始まる有名な方丈記。その作者である鴨長明の一生を描いたマンガ。飄々とした画風に鴨長明の無常観がよく出ている。なかなか面白いマンガであった。

2021/05/17

kuukazoo

水木しげるによるマンガ版方丈記。本人と鴨長明の対話式になってて面白い。方丈記については冒頭しか知らず、当時の災害等についても書かれているなど、初めて知ることが多かった。こんな昔に組立式で持ち運び可能な家、という発想をしていることにも驚かされた。この本と出会わなければ方丈記原文を読むこともなかっただろう。水木さんに感謝。荒俣宏氏による解説も○。

2019/05/06

感想・レビューをもっと見る