君はレフティ (小学館文庫 ぬ 1-2)
君はレフティ (小学館文庫 ぬ 1-2) / 感想・レビュー
佐島楓
読み始めてすぐ、思わせぶりなだいたいの印象からおそらくこういう話なのだろうな、とわかってしまった。けれど、内面を激しく揺さぶられるものはあったので、読んでよかった。
2019/09/14
よっち
夏休み中、交通事故に遭った高校生・古谷野真樹。後遺症で過去の記憶を失いつつも夏休み明けの日常を取り戻しつつあった古谷野が謎の落書き「7.6」にあちこちで遭遇する青春ミステリ。自分へのメッセージと直感で感じて、同じクラスで写真部の生駒桂佑や春日まどかと一緒にその謎に挑む古谷野。謎を追ううちに明らかになってゆく親友の秘密と事件の真相。事実を知るたびに過去にあった情景が変化して、正直な心境は時に残酷で、失われたものの大きさを痛感しましたが、それでもまっすぐに向き合った彼らの真摯な想いがとても印象的な物語でした。
2019/09/17
再び読書
微妙なタイトルですね。青春ドラマといえば、そうなのだが、ここに現代の世相が絡んでくる。記憶喪失と複雑な人間関係にLGBTQが織りなす。不安感が終盤まで続く。7.6%に二つの意味を重ねている。面白いかと言えば少しここでも微妙。次に期待しましょう!
2021/12/30
信兵衛
思いが実らぬ恋愛は、常に切ないものです。それでも、何か心で繋がり合うものがあれば、それはかけがえのない貴重な思い出となる気がします。充分楽しめました。
2019/08/31
はるき
大人に染み入る青春のあれこれ。世界が狭くて息苦しくて、自意識と他者からの視線に圧迫される。ああもう分かったよ。読めばいいんでしょ!
2019/10/14
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