パーフェクト・クオーツ 北の水晶 (小学館文庫 ご 26-4)
パーフェクト・クオーツ 北の水晶 (小学館文庫 ご 26-4) / 感想・レビュー
kei302
本編もぐいぐい読ませるけど、五條瑛先生のあとがきが切なくって。 シリーズの1作目が世の中に流通していない、大丈夫、図書館にあるから。エディも葉山も、あなたを待っています。 半島がらみの事件や企業がリアル。 石英は やがて水晶になるのです。誰のことなのかよくわからなかった。葉山に一票・ちがうけど。
2020/12/12
RIN
待ちに待った鉱物シリーズ3作目。前作から随分時間が経っているが、番外編がちょくちょくあったためにそれほどの違和感はない。でも長編でがっつり読みたかったから嬉しい。重なり合ったパラレルワールドのような幻惑的な世界観は五條さんにしか描き出せないエスピオナージ。スパイものはどれもそうだが、国家に忠誠を誓いながらも孤独に闘う姿はもの哀しい。今作、少し前のあの事件絡み。暗躍の舞台は日本なのに北vs米で日本が蚊帳の外なのは相変わらず情けない。『碧き鮫』も早く読みたし読み終えたくなしで複雑(泣)。
2021/05/09
Syo
あの事件か。 しかし、凄いな。
2021/08/28
み
北のあの国は、どうするつもりなんでしょう。さらに北のあの国は、進行形でやってますし。戦争は、ヤです。今作のように情報戦は、国内でもされてるんですかね、怖い怖い。
2022/05/02
RIN
五條先生曰く半島編の3作目。明らかに金正男をモデルとした北の最高指導者になり損ねたヨハンと、朴槿恵前大頭領を彷彿とさせる韓国の政治と金と財閥との癒着の問題が表のテーマなら、裏のテーマは謎多き北の資金源である『カタツムリ』とその存在が最早伝説となっている完璧なるスパイ『石英』の正体。序盤からどこか不穏な影をちらつかせながらテンポ良く事態は進展するのだが、ちょっとそれどころじゃ無いぐらい私の煩悩が暴走しかけている。なるべくここでは一般文芸への感想は硬派でいたい。地獄の蓋は閉じたまま、静かに撤退する事にしよう。
2022/07/31
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