銀しゃり 新装版 (小学館文庫 J や 1-1 小学館時代小説文庫)
銀しゃり 新装版 (小学館文庫 J や 1-1 小学館時代小説文庫) / 感想・レビュー
ともくん
江戸深川の人情は勿論だが、清々しさ、情熱も感じられる作品。 新吉からは、職人のひたむきさや、努力の積み重ねの大切なことが、ひしひしと伝わってきた。 山本一力、お得意の人情もの。
2022/08/14
なおお
女性の時代小説家のものを続けて読んだあとでの山本一力さん、辛口の日本酒の様なキリッとした文章に感じた。作家の暖かく穏やかな人格が表れているような登場人物たち。心温まる話が進む。武家と町人の心の交流も良い。最終盤の展開はちょっと出来すぎだが、まぁ良しとしよう。江戸時代の武家や庶民の暮らしを覗くのは楽しい。
2021/09/03
キューカンバー
楽しく読了しました。
2023/03/27
19720624
上司の命令で理不尽な要求を通さなければいけない下級武士。どう考えてもこっちに非があるのに誠心誠意で頼み込むことで解決する。日頃の自分と全然違うやり方に背筋が伸びる思い。
2023/03/19
black&blue
いかにもの「べらんめえ」口調が鼻をつく。作者が江戸っ子でないだけに過剰な「べらんめえ」が下品でうるさい。この作者は毎回そうだが、いかにもの「人情」が、うっとうしい。ストーリー展開も、あまりに都合がよすぎ、偶然が多すぎて、しらける。エラソーに人生を語られるのに辟易する。このレベルで直木賞作家とよくも言えるものだ。この程度の文庫本が1000円とは高すぎる。時代小説の読者のレベルをおちょくっているのだろうか。
2022/05/14
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