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まねき通り十二景 (小学館文庫 J や 1-2 小学館時代小説文庫)

まねき通り十二景 (小学館文庫 J や 1-2 小学館時代小説文庫)

まねき通り十二景 (小学館文庫 J や 1-2 小学館時代小説文庫)

作家
山本一力
出版社
小学館
発売日
2021-02-05
ISBN
9784094068726
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まねき通り十二景 (小学館文庫 J や 1-2 小学館時代小説文庫) / 感想・レビュー

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onasu

解説の末國によると時代小説の一ジャンル、横丁ものとでも言うものが久しぶりなら、山本一力さんも9年ぶり。(読メ、こういう時に便利)  冬木町まねき通り(架空)13軒の店と仙台堀を渡った先の湯屋からなる十二景は、各月でそれぞれの店が綴られていくが、一応の主人公は初話の駄菓子屋の老主人。堅物で子供が寄りつかないという家業に似つかわしくなさそうだが…。  人情、風物詩、恋に夫婦愛、子宝と取りそろえられた佳作で、久しぶりに江戸の町を味わって来られました。

2022/04/15

BLANCA

天保七年、江戸深川のまねき通りで店を営む人々の十二か月。私は「初天神」「天の川」が好きです。時代小説が苦手な私ですが、お気に入りの皆様が時代小説の面白い感想をたくさん書かれていて、何か読んでみたくなりました。皆様からすると入門編でしょうか。こんな私でも読み易かったです。

2021/04/13

さく

それぞれに思いやりや優しさがあり、江戸の片隅で生きる人々に思いを馳せます。父が出稼ぎでいない寂しさを思い、大凧揚げに心を寄せる。帰って来た父を嬉しそうに見る子の姿が目に浮かぶようです。

2021/04/23

座敷童

お江戸のある一年を切り取ったようなお話。 微笑ましい人々の生活を覗き見しているかのようでした。

2021/05/12

HaruNuevo

江戸はまねき通りで商いを営む市井の人々の姿を、暦に合わせて12景切り取った短編集。大きな事件が起こるわけではなし、ドラマチックな展開があるわけでなし、さらに12の景色は、はっきりとした結論や明らかな結末を描写することなく、読者に問いを投げかけるように終わる。淡々とした雰囲気でありながら、裏に人情、愛情、矜持を濃密に描いた本作は、これまで読んできた一力さんの作品とは少し違う、でも紛れもない傑作であると思う。再読必至。

2021/04/12

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