TEN (上) (小学館文庫 に 24-1)
TEN (上) (小学館文庫 に 24-1) / 感想・レビュー
W-G
豊臣秀吉の立身出世譚をビジネス小説のフォーマットで、という試みだろうか。帯の宣伝文句で「男の嫉妬を描く」とか、内容に触れるのはやめて欲しい。下足番からの成り上がりなど、もろに秀吉オマージュであり、そうなると、月岡が信長で、明智は誰か?嫌が上にも想像がつく。少し大袈裟なくらいに、取り組みに対しての成果が出てみるみる頭角を表していくテンの姿は、娯楽小説として丁度いい案配で、読んでいて爽快感が得られる。たしかに、現実世界でこんな後輩がいたら、複雑な心境になりそうだ。嫉妬が膨れ上がる下地が整ったところで下巻へ。
2021/04/27
Fondsaule
★★★★☆ 上巻は野球場を作るのをどうするかって所まで。 下足番から始まるし、月岡なんて信長そのものだし、 現代版の太閤記だ。 羽柴が小柴、猿が貂になってる訳だ。
2022/09/15
shoko
こうゆうワクワク系、しばらく読んでいなかったので、元気が出る。
2023/02/05
terukravitz
★★★★☆
2021/02/10
hiyu
戦後の動乱期、当たり屋稼業をして暮らす小柴俊太の立身出世が中心。後半部分は結構あっけなく進む印象はあるが、月岡との出会いやその後の邁進ぶりはあまりにも眩しすぎるようにも思える。それが人の目をくらませることになるのだろうか。
2021/06/09
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