鬼嵐 (小学館文庫 せ 2-9)
鬼嵐 (小学館文庫 せ 2-9) / 感想・レビュー
ワレモコウ
東京の大学病院で挫折し、職も夫も失った夏未。父親のクリニックを手伝うために実家に戻るが、ある日、致死率100%の謎のウイルスが流行り始める。感染症医の夏未は、独自に調査を進める。感染源は、町おこしに改良された新種のシャンヤオカイなのか、外国人労働者なのか。次々と死者が出る中、明らかになる事実は!?コロナ以来、パンデミック小説からは遠ざかっていたので新鮮だったけど、やはり今の世界情勢を考えると少し怖い。
2022/04/04
えみちゃん
おひさしぶりの仙川さん。帯の【致死率100%の殺人ウイルス】の文言につられて手に取りました。過疎の町に突如発生した謎の感染症!突然発症して身体中嵐のように暴れまわり吐血して死に至る‼なんて書かれたら読むしかないですか・・。外国人労働者、中国北西部周辺に生息する野生の羊ときたらあ~あぁ・・ときちゃいますがついついページをめくってしまいます。感染源・効果が見られそうなワクチンなどなど意外と早い時点で発見されどういう着地点が用意されているんだろうっと思いましたが、終盤は一気に事態は動きました。残り少ないページで
2022/02/02
くろねこ
感染したら激しい吐血や下血、果てには目からも血を流し死ぬという謎の感染症が発症し主人公がその原因究明に挑むお話。 このご時世なかなか口にしにくいけど、パンデミックものが好きなので(もちろんあくまでフィクションに限り)ハラハラしながら愉しんでた前半戦。 でもなんか途中から誘拐・殺人・脅迫、みたいな話になってっちゃって期待していたのとはちょっと違ったかも。。 初めましてな作家さまだったので、機会があれば他の作品も読んでみたいなー。。
2023/02/28
京 遊
凄惨な最期を遂げる致死率100%の感染症に挑むには それ相応の医療知識や機転が必要だろう。感染症専門医の主人公は その感染症の発生や経路に違和感を覚えられる鋭敏さがあったのが幸いし、着々と真相に迫っていく。話中、外国人労働者、田舎住民、感染者などへの差別の描写があるが、昨今のコロナ感染症でも差別問題が取り上げられていたのを思い出した。ウイルスと治療薬が絡む、著者得意の医療ミステリ、終盤はバタバタと謎が明かされてしまうので、もう少し頁をさいてどんでん返しのような終わりかたを次回作に期待したい。
2023/01/21
うぇい
ゴメンナサイ。この作品はちょっと・・・前半はとても面白かったけど、後半はイッキに広げた風呂敷を畳んでしまったといか回収が上手くいっていないように感じてしまいました。
2023/10/10
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