ホステージ 人質 (小学館文庫 マ 6-2)
ホステージ 人質 (小学館文庫 マ 6-2) / 感想・レビュー
しゃお
客室乗務員のミナは娘の身の安全を脅かされてハイジャック犯の言う通りに。ミナ自身がこのフライトに乗る事にした理由や過去、夫であるアダムがひた隠ししている事、難しい養女であるソフィアへの愛情を軸に描くパニック・サスペンスなんですが、正直もうちょっとコンパクトな方が緊張感やスリル感がより味わえたかも。とはいえじっくりと描かれているからこその良さもあり、なによりフライトが終えてからの不穏な空気が最高です。ラストはゾワッとするような逆にスカッとするような。ボリュームあるけど満足感も半端無かった!
2023/10/10
まぶぜたろう
前半は主人公や乗客の思い出話や悩み事や子供への想いやらが綴られ、定番のグランドホテル形式なのだからと我慢していたが、いざ事件が起こってからも、皆さんグジグジグジグジ思い悩み、さらにテロリストたちもグジグジグジグジ何事かを主張し始めるので、壁に本を投げつけたくなる。俺が読みたいのは、テロリストとの丁々発止であり、手に汗握るアクシデントなわけだが、そのカケラもない。しかも、あまりに陳腐かつショボいクライマックスとどんでん返しのためのどんでん返しがあなたを待つ。つまらぬ本を途中で止める勇気。(BOMB!)
2023/11/10
bookman
お薦め度 ★★★★
2023/05/11
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