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マザー/コンプレックス (小学館文庫 み 23-1)

マザー/コンプレックス (小学館文庫 み 23-1)

マザー/コンプレックス (小学館文庫 み 23-1)

作家
水生大海
出版社
小学館
発売日
2023-06-06
ISBN
9784094072624
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マザー/コンプレックス (小学館文庫 み 23-1) / 感想・レビュー

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ちょろこ

いい加減にして、の一冊。家族が痴漢事件に関係した…突然崩れた平穏な日常。息子の無実を何が何でも信じて疑わない母、娘の被害にただ怒り狂う母、夫に不安がやまない妊娠中の妻という、三つの家庭模様を描いたミステリ。増殖していく、家族のために家族に対しての感情、行動。そしてさらなる悲劇に辟易。特に周りが見えない猪突猛進型の母たちの行動はただ単に次なる誰かを追いつめるだけにしか思えず、これ以上はいい加減にして、という思いが募った。勘違いな愛ほど後々まで厄介だ。そしてムカつきやまないアイツにいい加減にしろ!な読後感。

2023/08/03

タイ子

毒親も困るが、行き過ぎた母性も何かと面倒。ここに3つの家族があり、それぞれに母親の存在がある。そこには痴漢の被害者と加害者の子供を持つ母親という共通点があり、母親は子供を溺愛し守ろうとする母性が働いていく。捕まる前に轢死した息子、逮捕されて拘留され名誉を失った息子にも妊娠中の妻がいる。痴漢の被害者の女子高生のその後の生活を守ろうと必死になる母親。環境、年代の全く異なるそれぞれの母親が向かう先に待ち受ける予想外の悲劇。第一部で胸やけが起こりそうになり、第二部の意外な展開で前のめり。終盤あたりで思わず呻く。

2023/06/13

ma-bo

痴漢行為を咎められその場から逃げ出し電車に轢かれ死亡した息子の母親。娘が痴漢を捕まえたが長く被害に合っていた事に憤る母親。夫が痴漢の容疑で捕まった妻。痴漢という行為が共通項として浮かび上がる3人の人生がどの様に交差していくのか?何が起こったのか3人の視点から描かれていた物語が、第一部の終わりに起こる出来事により一体何が起こっているのかが読めない展開に。そっちのマザーだったんかーい!?

2023/08/26

相田うえお

★★★☆☆23047【マザー/コンプレックス (水生 大海さん)】タイトルのマザーとコンプレックスの間にスラッシュがありますけど、これが気になりつつ読み始めました。(別にそれだけで読み始めたんじゃないですよ。汗💦)いや〜、登場人物の殆どがしょーもない。男達もアホなんだけど、かーちゃん達も恐ろしいほど浅はかじゃね?尋常とは思えないほど愚かな考えで行動するもんだから事態をさらにややこしくしてしまうんですよ。ラストでも『あららら〜ぁああ"』コイツには開いた口が塞がらない。もう、なんと言ったらいいものやら。喝!

2023/07/05

ケイト

痴漢事件に関わった家族の話。①自分の夢を娘に押し付ける被害者の母。②ヤバイ映像を見つけたのに息子の冤罪を信じる母。③息子がつまづかないように小石を拾う母。三人三様、暴走や暴挙が止まらないし、父親の存在はないに等しい。だいたいアイツを野放しにして、この先どうするつもりなんだろう(怒)

2023/08/07

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