哀しき偶然 (小学館文庫 N ふ- 1-3 モダン東京 3)
哀しき偶然 (小学館文庫 N ふ- 1-3 モダン東京 3) / 感想・レビュー
ねぎまぐろ
★★★
2024/03/22
Yoichi Taguchi
ちょいハードボイルドタッチの推理小説。やはり藤田宜永氏は恋愛小説よりも、推理・サスペンス小説のほうが良いと思う。モダン東京<3>という副題のとおり、大戦前の軍部が台頭しつつあるが、それでもモボ・モガと呼ばれた若者達が全盛だった時代に設定されているが、この設定を現在としてもまったく違和感がないと思われる。休日に気軽に読むには良い作品。
2017/05/20
kanamori
☆☆☆
2011/10/20
Hisashi Tokunaga
「大田文学ってどう」;大田区をステージにしているので読みました。大森の銀行ギャング団の挿入に感心しました。昭和7年の大東京合併の頃は本行寺は久が原だったんですか?今は池上町となっていますが。
2013/03/02
sumjin
探偵的矢健太郎シリーズ第三弾。舞台は昭和七年、満州事変が勃発、五一五事件、多くの疑獄事件が起こった頃の東京。ハードボイルド作品にはうってつけの時代背景ではないか。ニヒルで信念を持ち、どんな美人にも冷静な眼を向ける。そんな探偵(作中では秘密探偵という言葉が使われている)には、現代のような、携帯電話やインターネットを使った情報収集は似合わないと思う。身を挺して危険な場所に単身乗り込む、まさに007の世界だ。
2013/02/03
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