夢幻美女絵巻 (小学館文庫 や 3-1)
夢幻美女絵巻 (小学館文庫 や 3-1) / 感想・レビュー
はちくま
美麗な絵に、官能的だけど山椒がピリッと効いた、美女についてのお話。美女に夢見ている男性は読まぬが華。マタ・ハリが痛かったなあ。
2014/02/14
朱音
古今東西の美女(クレオパトラからマタ・ハリ、はてはかぐや姫まで)を山崎洋子の文章と岡田嘉夫の麗しの絵で構成。普通の「文章を書いてそれにあわせた挿絵」というのではなく、作家は絵を見ないで、画家は文章を読まないで勝手に描いた物をデザイナーが好き勝手に構成し、製版者が好き勝手に色を変えたり…となんとも独創的な(笑)作り方でできた「大人の絵本」なのだそうだ美しさの中に毒を潜め、血の香りを漂わせたような麗しき一冊である。文庫じゃなくて大きい本で見たいところ。
2006/08/03
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