阿佐田哲也コレクション3 三〇〇分一本勝負〔小学館文庫〕 (小学館文庫 あ 10-3 阿佐田哲也コレクション 3)
阿佐田哲也コレクション3 三〇〇分一本勝負〔小学館文庫〕 (小学館文庫 あ 10-3 阿佐田哲也コレクション 3)
- 作家
- 出版社
- 小学館
- 発売日
- 2008-02-06
- ISBN
- 9784094082500
阿佐田哲也コレクション3 三〇〇分一本勝負〔小学館文庫〕 (小学館文庫 あ 10-3 阿佐田哲也コレクション 3) / 感想・レビュー
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この作者の物は(色川の方のものを含めて)久しぶりに読みました。高校生の時に最初に麻雀放浪記を読んだ時の新鮮さを思い出しながらも、あのシリーズほどの刺激はないものの、やはり、物書きのプロとしての非常にレベルの高い著者が書いているだけあって、楽しめました。他にも同じ小学館文庫シリーズに、まだ、読んでいないものがあるので楽しみです。阿佐田哲也は、あれだけ一世を風靡した人なのに、あまり読まれていないのが残念です。
2012/07/06
ゆーいちろー
解説において、阿佐田作品によく出てくるギャンブラーたちの「コロしあい」という言葉が、本書においては馴れ合いになっているのでは、という指摘は鋭い。一言で言えば、おしゃれになっていると言ってもいい。「麻雀放浪記」や「ドサ健ばくち地獄」のようなどろどろのやりとりも魅力的だが、本書の主人公と言っていいオレンプのようなスマートさもまたいい。「おしまいツネ公」のような結末も、思わず出目徳の最期と比べてしまうが、どこかコミカルだ。「さがっちゃ怖いよ」に至っては禁断の〇〇落ちだし…アウトローも生き辛い世の中ということか。
2013/02/26
0maru0
時代を感じさせてくれる。渋い。エンターテイメントしているのに、たまにはっとする表現がすごい。
いい日
一読の価値あり。こうやって阿佐田さんの埋もれていた著作が次々と新しく単行本化していくのはファンとして嬉しいです。新しいファンからしたら、新作と同じですから。女子大生のことを「おニャン子」と言っているのは時代ですが、時代性以前に、どの時代にも通用する普遍性というものが阿佐田作品にはあります。色川作品も好きです。語り口というか文体がいいですね。
2010/09/13
ito_mojo_takashi
☆☆☆☆☆
2016/05/10
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